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隣人部「学園都市?」 または、とある世界のはがない

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「え、ええと、俺はこの近くに出来た聖クロニカ学園の生徒で・・・」
「ああ、あの新しく出来た綺麗な教会風の学校ね?」
「えと、それで俺の名前は、は、羽瀬川小鷹って言って・・・」
「アンタ、見た目はキリッとしてるんだから、もっとハッキリ喋りなさいよね」
「な!?」何だか叱られてるんだが褒められてるんだか分からない。
「あー私は御坂美琴よ。常盤台中学二年ね。アンタはコイツの知り合い?
 じゃあ私にとっても知り合いって事になったから宜しくね」

彼女はとても頭の回転が速そうでハキハキと喋る。まるで夜空や星奈のようだが
あいつらと違って卑屈になる事も尊大にもならず、さっぱりとした性格のようだ。
俺は彼女に好感を覚えた。レベル5ってこういう人間ばかりなのだろうか。

「ところでアンタ達二人で何やってたの?」
「ああ、食いもんの買い出しに決まってるだろ」上条が応える。
「まったく、アンタ海外から戻って来たばかりなのに何やってんのよ。
 それこそ居候のあのシスターだかに頼んどけば良いでしょうに」
「いや、インデックスに頼んだら大変な事になりそうだしな」
インデックス?それが上条の家の居候の名前だろうか。

「しかしねえ・・・じゃ、じゃあさ、わ、私も買い出し手伝おうかしら?」
にわかに彼女は顔を赤らめて上条に提案してきた。
「んあ?良いのか?お前忙しくねえのか?」
「え、ええ大丈夫よ、ほらスーパーに入るわよ!アンタ達も入った入った!」
なぜか顔を真っ赤にしながら彼女は上条の手を引っぱってスーパーの中に入った。
あの二人、端からみると付き合ってるみたいに見えるんだが・・・

結局俺は上条達とは少し距離を置いて買い物をし、出口で二人と別れる事となった。
あの二人は帰りでも口喧嘩しながらも何だか仲良さそうに見えた。
俺もああいう風に、仲良く友達と過ごせる日が来るんだろうか・・・

家に着いて夕食の準備をしながら、小鳩に明日の事について伝えると
「ふぇ・・・?ふぇえええええ!?」と何だか泣き出しそうな顔になっていた。
まあ小鳩にもそろそろ人見知りを治してもらわないとならないだろう。