隣人部「学園都市?」 または、とある世界のはがない
バゴーーーーーーーーーン!!!
物凄い音を立てながら"渦"と霊蓋がぴったり嵌り
たちまち辺りに充満していた物凄いエネルギーと光の奔流が胡散霧消した。
当然のように、上空にまで広がっていた光の巨人の姿も瞬く間に消え
夜明け近い菫色の空に戻った。
「あああ・・・」
上条に押さえ付けられていた男が、弱々しく声を上げたが
上条がトドメとばかりに拳骨の一撃を加えると、ついに気絶した。
「羽瀬川・・・ついにやったな」
「ああ・・・上条もな」
俺達は顔を向け合うと互いににやりとし、遂には声を上げて笑った。
久しぶりに、清々しく笑えたのだった。
作品名:隣人部「学園都市?」 または、とある世界のはがない 作家名:航宙市民