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必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第15話

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 そんな中だった。
 この数日市内で奇妙な殺人事件が発生し始めた。
 歩いていた人が突然倒れて死亡する。
しかも奇妙な事に死んだ人は共通して内蔵を抜き取られていたのだ。
正確に言えば移植に使える臓器ばかり抜かれているのだ。
 シャマルはすぐに気が付いた、また自分の教え子の誰かであると……
まだ、仕事の依頼は来ていないがこれ以上の被害者を出さない為仕事の合間を見ては捜査を開始した。
だが、簡単に手掛かりが掴めるはずもなく時間だけが過ぎていく。
 今度は白昼堂々繁華街のど真ん中で事件が起きた。
流石にこれは見過ごす事が出来ずはやてが事件を担当する事になった。
「シャマル、今回は全く目星が付かんの?」
「何人かはピックアップしてみたけど裏が取れるアリバイが成立するの、全くの白よ」
「参ったなー、シャマルの勘だけが頼りや言うのに」
「司法解剖からは何か解らなんだか?
こう、盗られた臓器やのうて、抜き取り方の特徴とか抜き取る腕とか」
「一人だけ該当者が居るわ、正確には居たと言った方が良いかしら」
「どう言う事や?」
「以前の仕事で殺したクロフォードという男が今回のやり方と非常に良く似た摘出を行うの、その、摘出の癖までそっくりで……」
「死んでしまった奴が犯人とは、思えんけどなぁ?ま、現場周辺の防犯カメラから当たってみようか?」
 防犯カメラの映像を解析していく、最初に気付いたのはシャマルだった。
確かに彼のクロフォードの車だった。
黒い高級なワゴンが一旦通り過ぎ近くの路地に停車していた。
だが、人が降りてくる様子はなかった。
そして被害者が倒れるとその車は走り去っていた。
「そんな、何故彼の車が……」
「まさか仕留めそこねてへんよねぇ?」
「それはないわ、彼は脊髄を切断して動けなくなった所を生きたまま順番に内臓を摘出していったのよ最後は心臓だったけど……」
 一同唖然とした。
「シャマル、それ怖すぎや……」