人生の先輩に質問
実に過ごしやすい季節になった。
そんなうららかな日に一護はお茶に誘われ、茶菓子にかぶりつきつつ尸魂界の歴史と言える老人と縁側でお茶をしていた。
「なー、じいさん」
「なんじゃい」
「死覇装ってさー、制服だよな?」
「まぁ、そうじゃの。死神なら着るものじゃ」
「だよなー。やっぱり服装規定とかあんの?」
「なんじゃ、藪から棒に」
「やー…。まぁ、俺ももうそろそろあっちで就職とか考える時期なんだけどさぁ。色々、就職するって言っても雇用条件とかあるじゃん。福利厚生やら、給与やら。」
「福利…?まぁ、そうじゃの。」
「で、俺の一番身近な職場って言ったらココだったわけだ。それで、みんなのこと見てたんだけどさ…」
「袖なかったり、入れ墨してたり、なんか改造してる奴いるし、死覇装と関係ないもの羽織っている人もいるし、なんか顔になんか塗っている奴もいるし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。自由だなぁって・・・・・。」
「…遠い目をしてしみじみ言う出ない」
色々、隊長、副隊長を思い浮かべながら…
「いやぁ…ココって変わってr…個性的な人たちが多いよなっ」
「おぬし、今変わっているって言ったじゃろう」
「味があるっていうかー、ほら!個性って大切だしな!みんな同じじゃあ面白くねーよな!」
「あやつらのあれを個性の一言で済ますな」
「あの人たちを纏めるとかすごいよなー。俺、じいさんのこと本気で尊敬するぜ。」
「ぺい!そんなもん嬉しくないわ!哀れなものを見るような目でわしを見るでない!馬鹿もん!」
「俺には無理だわー…」
「本心が漏れとるわい!…まったく、おぬしのような赤子に憐れまれるとは悲しくなるわい…」
「言っておくがわしの跡目はおぬしと思っておるからの」
「はっ?!?!?!?!?!?!?!?!?!?今なんつった?!?!?!?!今、なんつった?!?!?!?!!」
「ほっほっほ」
「冗談だよな?!冗談だよな?!じいさん!な?!な?!なあー?!?!?!?!」