二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

ヒーローになれなかった男

INDEX|2ページ/6ページ|

次のページ前のページ
 


かすかが とらっくとぶつかりそうになったことがあったんだ

まわりにはおれいがい だれもいなくて おれは めのまえにいたのに からだかぱしんって なわとびでしめつけられたみたいに うごかなくなって こえもでなくなって わけわかんなくなって


そのとき ひーろーがたすけにきてくれたんだ



てれびにでてるようなひとじゃなかった きんぱつで あおいめの がいこくじんだったけど ふつうのひとだった

でも とらっくをあしいっぽんで! あしいっぽんで だぞ?! それでとめて かすかをたすけてくれたんだ

うそじゃないぞ! かすかにもきいてみろよ みたんだからな! ほんとうに ほんとうに みたんだからな!

それで かすかはびっくりしてて おれはかすかがしんぱいで なんでおれのからだは うごかなかったんだろうって!

おにいちゃんなのに! おとうとをまもるのが おにいちゃんのやくめなのにって! なんかもう すげぇ・・・

・・・いや なんでもない

なんでもないって いってんだろ! うるせぇ ないて ねぇよ!

それで そのとき ひーろーがいったんだ

まもるってきもちがあれば へんしんしなくても ひーろーになれるんだ ってな

でもって おれはおもった おれは かすかをたすけなかった たすけようとしなかった ぜんぜん からだがうごかなかったんだ! そういったら ひーろーはこういったんだ

でも  つぎ つぎは きみは かならず うごくだろう? って!

まもろうっていうきもちがつよければ つよいほど ゆうきが わいてくるんだ

ゆうきってしってるかい? ひーろーにとっての がそりん みたいなものなんだぞ それがないと ひーろーはうごけなくなる こわくなって ぶるぶるしてしまうんだ

でも おれが まもらなきゃ おれが まもろうって そうおもうと ふしぎに ここから わいてくるものなんだぞ

きみは まもろうとおもったんだろう? きっと はじめてだったから ここが きみのまもりたいってきもちが あまりにもおおきくって びっくりしたんだ!

だけど もう だいじょうぶなんだぞ きみは きっと だいじょうぶ

きみが だいじなひとやものを まもりたいっておもったとき そのとき きみのここから ゆうきがむくむくわいてきて きみはひーろーになれる!

ほんとうだって!それにいってた

おれがいったから ぜったいなんだぞ って! なんてったって おれは せかいのひーろーだからね! ってな!
 

だから おれは ひーろーになる あのひとみたいにおおきくなって つよくなって それで かすかも みんなも とらっくからも わるいやつからも まもるんだ



あのひとみたいに!