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現在、世の中で熱いものはなにか…
それは、VR《ヴァーチャル》世界。
世界初のフルダイブシステムを採用したナーブギアによって、仮想世界に行くことを実現した。


ナーブギアとは…

・ヘルメットのような形状で頭にかぶって起動する。


・ハードの内側に埋め込まれた無数の信号素子によって発生した多重電解でユーザーの脳と直接接続し、目や耳といった感覚器にではなく、脳に直接仮想の互換情報与えることで仮想世界を生成する。


・同時に脳から身体へ出力される電鬼神号を回収されるので、仮想空間でいくら動き回っても現実世界ではまったく動かない。


そんな中、世界初のVRMMO《大規模オンラインゲーム》によるRPGが発表された。
そのタイトルは『ソードアート・オンライン』（通称SAO）と呼ばれる。
天才プログラマー『茅場明彦』（かやばあきひこ）によって開発され、舞台は浮遊城『アインクラッド』を舞台に、魔法なしの《ソードスキル》よ呼ばれるシステムのみで進めていくかなり大胆な仕様だ。


そんな全世界が注目する中、一人の少年はその世界に魅了されいまかいまかと公式サービス開始を待っている。
その少年名前は『桐ヶ谷空』（きりがやそら）現在中学二年生である。


正式サービスは一時から。現在の時刻は十二時五十五分。
空はソフトをセッティングしナーブギアを頭に装着する。


「おにぃーちゃーん！部活行ってくるね！」


妹の声が聞こえた気がするが、今の空にはSAOのことで頭が一杯だ。
再び時間を確認する。現在時刻は十二時五十七分。
空は一度深呼吸して、ナーブギアの起動をする。


「リンクスタート！」


これが…
SAOの剣士『ソラ』のはじまりだった。