Angel Beats! ~君と~
「待っていて何が悪い!俺はずっと|この世界(ここ)で待っているんだ!!」
「まだ解らないんですか!?このままじゃ逢えないって言ってるんです!!」
逢えない?
誰に―――――――?
この男、あの時――――――――
「ハッ!?」
目を覚ますと自分の頬に滴り落ちる液体が落ちて行くのが分かった。
「学校・・・・・、行かなきゃな・・・・・」
結弦は涙を腕で拭くとベッドから降りた。
「おばさん、行ってきます」
「球技大会だっけ?頑張ってね~」
「はい、行ってきます」
結弦はドアをくぐった。
初音が居ないのは現在7時25分と少し早めに出たからだ。
「みんな、揃ったわね」
SSSメンバーは旧校舎の校長室に居た。
朝が早いせいかあくびが出ているメンバーが多い。
「ゆりッペ、朝早いぜ。もうちょい寝かしてくれよ」
「作戦会議が終わったら寝て良いわよ」
現在7時50分と微妙な時間だ。寝れたとしてもせいぜい10分位、中途半端な時間だ。
「確認するわよ。ピッチャー、音無君。キャッチャー、野田君。ファースト、TK。セカンド、日向君。ショート、ひさ子さん。サード、藤巻君。ライト、松下君。センター、椎名さん。レフト、大山君。
これで良いわよね、日向君」
「ああ」
日向に確認を取ると目を瞑り、時間を少し空けると目を開き告げた。
「オペレーション、スタート!」
「ちょっと待ってよ!」
「何?関根さん?」
「私達、陽動隊の役割は無いんですか?」
陽動隊とは
岩沢、ひさ子、関根、入江で組み合わせられたチーム。
音楽活動をしており、いわゆるロックバンド。
「貴女達は救護係ね。必要が有ったら出て貰うわよ」
To be continue
作品名:Angel Beats! ~君と~ 作家名:幻影