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Angel Beats! ~君と~

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第20話 Game start! Part3.5

『お昼にしましょみんな♪』

という提案で現在、食堂に居るSSSチーム。
食堂は穴場だった。他の人達は皆外でお弁当を食べたり、遊んでいた。中には次の試合に向け練習をしている。
現在はSSSチームしか居ない。

「痛てててててて・・・・・・」
「大丈夫か?日向」
男の急所を抑えながら嘆いているのは日向。大変な事にゆりの逆鱗に触れた為、こうなってしまった。
自業自得だ。

「ああ、ストレス発散しなければ良かったなぁ・・・・・・」
「日向お前どれだけ貯めてたんだよ」
あれだけの事だ。キット物凄いストレスを貯めてたのだろう。
二人は券売機の所へ向かう。
向かう途中に大山がこっちに来た。

「あ、日向君もう大丈夫なの?」
心配な眼で大山は見た。
大体の所は顔を両手で覆っていたが状況を把握していた。
「んな訳無ぇだろ。ったく本気で蹴りやがって・・・・・・・」

ゆりの事を嘆きながらも券売機のタッチパネルを操作した。
「日向君、それ麻婆豆腐だよ。もしかしてゆりっぺに蹴られて可笑しくなっちゃたの?」
「そんな訳無ぇだろ。これ滅茶苦茶うめぇんだぞ」
「やっぱり可笑しくなっちゃたんだ日向君」
そんな大山の言う事を気にせず、麻婆豆腐の食券を手に取った。




「日向君、考え治すんだ。君は自殺行為をする人間じゃないだろ。だから、だから―――――」
「大山、刑事になっている所悪いんだが別に日向が麻婆豆腐を食べる事で死にはしないだろ。お前が落ち着いて考え治すべきだろう」

刑事ドラマだか何だか分からない何処かの受け売りをする大山。
「だって、激辛と言われている麻婆豆腐だよ!それを食べる日向君はどうかしているよ!」
結弦と日向が以前麻婆豆腐を食べたが味は『激辛』では無く『美味』しかった。
これで麻婆豆腐は激辛では無い事が解った。

「そういえばさ日向」
「何だ音無」
「え!?無視!?」
取り敢えずうるさい大山を置いて結弦と日向は話をする。
「『ストレス』って言ってたけどお前ゆりにどんな事をされたんだ?」
「そうだな・・・・・・、挙げればキリが無いな・・・・・・」
暫く悩み、言おうとした時、

「空いてるんだったらここに座るけど良いかしら?」

ゆりが来た。
「あ、あんた、何故麻婆豆腐を・・・・・まさか、頭が逝かれたの?」
「イカれていねぇよ!お前これ食った事あんのかよ!旨いぞ!」
また始まった。
「え?美味しいの?日向君?」
「ああ、かなり美味しかったぞ大山」

この禍々しい赤色、その赤色が豆腐にまで浸食。
この麻婆豆腐を見たら誰がも『辛い』と思うだろう。
もしかしたら、それが起源なのかもしれない。これぞ風評被害。

「え?美味しかったの音無君」
「ああ。ゆりも食べてみろよ」
「何で音無の言う事を信じて俺の事を信じないんだよ!」
「じゃあ、一口・・・・・・」
ゆりは日向が右手に持っていたレンゲを取り上げると、麻婆豆腐を一口分掬った。
「あ!ゆりっぺ俺の麻婆豆腐――――――」
「ハム・・・・・・・・・」
日向の言う事を右から左へと流すと口へ運んだ。
「――――――――!?」

口に入れた途端、いっぱいに拡がる風味、程よくとろける豆腐、程好い旨味、そして全体的に拡がる風味がそれらを全て優しく包み込む様な感覚。
これらをゆりは一言で形容する事が出来た。

「お・・・・・おい・・・し・・・・・い」

美味しい。
これでしか形容出来ない。いや、仕様がない。

「へーーー!?」

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作品名:Angel Beats! ~君と~ 作家名:幻影