Angel Beats! ~君と~
「行ってらっしゃい、音無さん遊佐さん。あー、そうそうここって出るらしいから気を付けてね」
「何が出るんです?」
「それはお楽しみよ……えーっと…後は……、気を付けてね音無君。遊佐さんもね」
「暗い事ですし俺が付いて行きましょうか?こう見えてもカバディを心得ております。なんなりと俺をお使い下さい」
「お気持ちは嬉しいですが結構です。有り難うございます」
自動ドアが開き、外へと出た。
変わらない気温で、冷たい風が吹いていて丁度良かった。
月明かりは雲によって隠れていた。
小枝が言うその人は誰だかは解らない。
「本当ね」
「誰だアイツ?」
「暗くて判らないね。でもワンピース着ていて髪の毛長いから女の子だね」
「甘いわ大山君。女装している男かもしれないわよ」
「最近はやっているあれかゆりっぺ?」
「え~そうかな?ねぇ大山君」
上空の薄青色の雲が流れ、月の光が全面を照らす。
これで、人の正体が判った。
顔面から胴体まで、赤色の何かがこべりついている髪の毛が長い人が立っていた。
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小枝
「番宣だよ!……えーと…台本台本………」
少女は未練を残して死んでしまった。
へ~。
そして、知らない学校、知らない制服。知らない景色。少々困惑している中、男に声を掛けられた。
ふーん……。
小枝
「舞台は死んだ後の世界だよ!作者の愛人(?)小説『Another Beats!』ひっそりとやってます!!ぜひ見てね!………って何で私が宣伝?しかも死後の世界なんてあるわけNAI!」
影ながら細々やっております。
見て下さいね!
作品名:Angel Beats! ~君と~ 作家名:幻影