【保健室の死神】再録集『いつくしみと愛のあるところ』
『いつくしみと愛のあるところ』※R18
新書／オンデマンド／410P／1300円
2010年からオン・オフで書いてきた、鈍ちゃんと先生と経一さんの生涯の物語を一冊にまとめました。
オフラインで発行した本、およびウェブに掲載した短編の一部と書き下ろしを収録しています。
書き下ろし完結編「Starting Over」はコピー誌でも頒布いたします。A6／40P／100円（予定）。再録集はR18となりますが、コピー誌には年齢制限はありません。
【収録作品一覧（掲載順）】
「Rain, Go Away」―13歳、苦い恋と苦い友情
経一に思いを寄せる逸人。
それを見抜いた鈍にはある秘密が。
「船に乗る」―19歳、擦れ違いと煩悶
逸人は病魔を身に宿そうとして廃人状態に。
世話を続ける鈍、目を背けた経一の思惑は。
「ラウンド・アンド・ラウンド」―21歳、奇妙な均衡
鈍はかつて絶交した逸人と再会。
経一との関係に苦しみ、情緒不安定になる彼に鈍は……
「Wanderers」―23歳、愉快なセックス
鈍の手解きで未知のセックスに挑戦する経一。
その頃、逸人は人に言えない性の悩みを抱えていた。
※R18
「八月の観覧車」
「八月の長電話」
「あたらしい朝」
―26歳、仲違いの小休止
「世界でいちばん遠い場所へ」―27歳、破綻とその先
戦いが終わり、平穏な暮らしを始めたはずの三人。
しかし、些細なきっかけで彼らの関係が壊れていく。
別れを告げる鈍に、経一そして逸人は――
「Silence」―27歳、静かな誕生日
※R18
「おしまいの日／はじまりの日」―28歳、決意と祝福
１．おしまいの日
「結婚するんでしょ」
そう問われ、鈍との関係に悩む経一。
そんな中、三人は一緒に年末を迎える。
※R18
２．はじまりの日
経一との結婚の意志を逸人に告げる鈍。
けれど、経一は罪悪感を抱いていた。
「ライフ！」―仕事、出産、こどもたち
（第一部）鈍と経一の赤ん坊の予定が気になって仕方ない逸人。
しかし、鈍の生活はにわかに慌ただしくなる。
（第二部）成長した三つ子たちに、逸人は翻弄されて……
「Starting Over」―老年、それぞれの愛
教師を退職した逸人。ある日、経一から思わぬ事実を知らされて…
（書き下ろし）
作品名：【保健室の死神】再録集『いつくしみと愛のあるところ』 作家名：中町