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パチュリーから話を聞き、来た場所は
「ここが、フランの部屋か・・・」
厚そうな鉄で出来た扉が付けてあり、いかにも監禁している感があった
「でも、これ開くのかな・・・て、開くんだな」
厚そうに見えたが意外に軽かった
扉を開け、部屋に入った
「この部屋も広いな・・・」
図書館程ではないが、それでも十分広かった
「あなたは誰？」
突然、誰かの声が響いた
そして、部屋の中心に人影があった。いや、人ではない
顔にはあどけなさがあり、見た目的には小学三年ぐらいの子だ
しかし、その背中には宝石のように色鮮やかな石がついた羽を持っていた
悪魔の妹、フランドール・スカーレット。それが彼女の名だ
「あなたは誰なの。ここに人間が来ることなんてないのに
来るとしても、調理されて来るはずなのに」
調理されてくる。吸血鬼の主食は人の血。つまりは人は食べ物と思っているのか
「俺はただの通りすがりの旅人だよ」
「通りすがりでここには来ないよ」
「それもそうだな」
「ねぇ、あなたは強いの？」
「それなりの実力ならある」
「なら、私と遊んでよ」
フランの場合、遊んで=殺し合いまたは弾幕戦、になる
「分かった。でも、条件がある」