転生 雷剣の力 5
今の最前線が六十八層なので意外と近い主街区だ
自分の建築スキルで建てた家に着いたライは装備を外しベットへとダイブした
「これからどうしよ・・・」
まだ、午後の三時。ライにとってはまだ最前線にいる時間なのだが、朝早く行ったためこの時間に帰ってきた
「下の階の中層プレイヤーでも見に行くか・・・」
ライには一つ変わった習慣がある
それは中層プレイヤーを様子見することだ
最前にいるプレイヤーは下の階のプレイヤーなどは気にしない
だが、ライはお節介な性格のため下の階のプレイヤーの事を気にしている
それによってできた習慣がこれなのだ
「<迷いの森>に行ってみるか。あそこで迷っている人沢山居るかもしれないし」
そして、ライは回復アイテムなどの数量を確かめ転移門へと向かった
~ライ移動中~
「さて、着いたか。ここに来るのも久しぶりだな」
<迷いの森>へと着き、足を踏み入れた
夕方ということもあり、辺りは薄暗かった
「これだけでも迷いそうだな。まぁ、地図あるから大丈夫だけど」
そんな独り言を呟いているとき、声が聞こえてきた
「・・・いってみっか」