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セテゥンタ
セテゥンタ
novelistID. 44095
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アルブヘイムにFateZeroのライダーが居たら

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ユイ「パパ!ママがすぐ近くに居ます。」
もうすぐ・・もうすぐアスナに会える・・・

ユイ「こっちです。パパ!」

ユイが導いてくれた光の先に女性の姿が見えた。
見間違えるはずがない。アスナだ!

キリト「アスナ!アスナ!アスナ!アスナー!!」
アスナ「キリト君?!」

籠の中のアスナと手が触れ合う。
アスナ「やっと会えたね。キリト君」
アスナが安堵の表情を浮かべ涙を浮かべる。

キリト「待ってろ!アスナ。今出してやるからな」

ユイ「ママ。少しの間我慢してくださいね。今システムコンソールにアクセスを・・」

その時だ。後ろからどっかで聞いたことのある声がした。
ライダー「おお、やっと来よったか。待ちくたびれたぞ」

後ろを向いた瞬間。景色が一瞬にして砂漠に変わっていた。
そして、今さっきまで居たはずのアスナの手の温もりが一瞬にしてなくなっていた・・・
ユイの姿も見当たらない。

キリト「アスナを!アスナを・・・アスナをどこに隠したあああああぁぁぁ!ライダー!」

ライダー「まぁ待て。隠したとは人聞きの悪い。アスナならさっきの嬢ちゃんと一緒に元の籠の中におるわい。」

キリト「じゃぁここは一体・・・」
ライダー「ここは、かつて共に戦った同胞達の戦場。アイオニオン・ヘタイロンだ」

キリト「そんなことよりアスナを!」

ライダー「だから待てと言っておるだろうに。わしの話を聞け。」

ライダー「先日のサラマンダー指揮官・・・確かユージーンとか言うやつだったかの?
あの戦いは見事なものであった。妖精王からはお主を倒せと命じられたが・・・
わしはお主を倒すのが勿体無くなってしまってなぁ」

ライダー「どうだ。我が軍門に入らぬか?」

キリト「それはつまり、妖精王の部下になれってことか?」

ライダー「まぁそうゆうことになるかの」

キリト「だったら断る!それより早くアスナに会わせてくれ」

ライダー「それはちと無理な相談じゃなぁ。しかしここで命を落とすには、残念じゃの」
今この男は命を落とすと言った・・・確かにそう言った。

キリト「ここはゲームの世界じゃないのか?」

ライダー「残念じゃが、現実世界に近いかの」

キリト「あのデスゲームと同じ環境ってことか・・・」

ライダー「気が変わったなら、まだ間に合うぞ?」

キリト「冗談だろ」

ライダー「やはり、戦う以外に選択肢はないかの」

キリト「くどいぞ。」

ライダー「ふむ、仕方あるまい。我が同胞達よ!さぁ出陣じゃ!!」