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セテゥンタ
セテゥンタ
novelistID. 44095
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あの団長でも倒せなかった敵

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エギル「なぁどう思うよ?」
キリト「んー、たぶんクエスト攻略アイテムのたぐいだと思う。」

エギル「だよな?」

キリト「元々、SAOに魔法の概念はないからなぁ。もし属性というものがあるなら、
クエスト攻略アイテムになると思う。」

エギル「やっぱそう思うよなぁ」

キリト「しかし、属性付加された片手剣かぁ。始めて見るなぁ。」
武器のタグにはフレイムブレイドと表記されている。
説明書きには、赤いエフェクト光と共に発火・炎上するか・・・

キリト「もう試し切りはしてみたのか?」
エギル「ああ、やってみた。が、発火どころかエフェクト光すらでない始末だ」

キリト「間違いなくクエスト攻略アイテムだなぁ・・。で、どこで使うアイテムか目星はついてるのか?」

エギル「それがわからねぇから呼んだんだ」
キリト「ああ、なるほど」

キリト「なぁ、これどこで手に入れたんだ?」

エギル「それなんだが・・血盟騎士団の誰かだと思う。」

キリト「だと思う?」

エギル「ああ。つい先日。店屋にアイテムを売りに来てよ。
顔を兜で隠してたから、よくわからなかったが。名前を聞いても、名乗らなかったし。ただ、アイテムを早く手放したい。
とだけしか言わなかったもんだから・・別に気になる情報でもなかったしなぁ。」

キリト「で、後でよく見たら、属性片手剣だったと・・よくそれで商売になるなぁ・・。」

エギル「わかってないなキリト。ちゃんと言い値で買い取ったんだぜ俺は!」

キリト「なにか悪を感じるぞ俺は・・」

エギル「がははは、そういうなぁって」

アスナ「こんにちわー!キリト君いる?」

キリト「うわあああ。」
慌てて俺は片手剣を背中に隠す。

アスナ「ん、二人して何してるの?」

キリト「い、いやぁ男同士でしか話せない話題をだな・・。な、なぁエギル?」

エギル「あ、あぁそうそう・・その通りだ・・」

アスナ「ふ〜ん」

キリト「おぃ、エギル。報酬は半分なぁ。」
エギル「ちょおま、取りすぎだろ。」

アスナ「何、二人でこそこそ話してるの?」

キリト「いやぁなんでもない。なんでもない。」

アスナ「ますます、怪しい・・・まぁいいや。キリト君!夕食の約束、忘れないでね!」

エギル「しかし、お前ら最近、仲いいよなぁ。付き合ってるのか?」

アスナ「そんなことないない。全くないよ。ねーキリト君?」

キリト「ううん、今日の夕食だって次のダンジョン攻略の話をだなぁ」
やばいアスナと結婚しているのがばれたら、攻略組みに一瞬にして広まるぞ・・
エギルなら・・・いやいや・・だめだ・・・アスナとの結婚生活を出来るだけ静かに暮らすために・・俺は・・

エギル「まぁそんなことはどうでもいいんだけどなぁ。」
キリト「いいのかよ!」

エギル「ん?どした?急に怒鳴り声なんか出して。」

キリト「い、いや、その・・。そうだアスナ。」
アスナ「はい?」
キリト「・・・血盟騎士団で兜を来た男って知らないか?」

アスナ「んー、兜を着た男だけじゃね・・。
それに最近、あっちには関わり持ってないからねぇ・・。
んー・・・。団長に聞いて見る?あの人ならなんでも知ってそうだし。」

キリト「なんだかんだで、あの人とは関わりがあるなぁ。仕方ないかぁ・・」

アスナ「そうだねぇ。ところで、キリト君・・。その右手に持ってるのってなーに?」

キリト「ああああっー!?」
エギルごめん・・と言って、エギルの顔を伺ってみるが・・なんだかとても険しい顔をしている・・やっぱり怒ってるんだろうなぁ・・

エギル「なぁキリト、アスナ・・・お前らギルドのアイコンがねぇみたいだが、二人共退団した理由ってもしかして・・・」

キリト「お前はそっちの話題から離れろおおおお!」

ということで・・・結局、エギル・アスナ・俺で、雪山区画にあるというダンジョンに挑むことになった・・

血盟騎士団の団長からは、即答で・・・
「ああ、そのクエストアイテムか。以前、私も手に入れたことがあってね。雪山区画にあるダンジョンに入るためのものだよ。
ちなみに私はソロでボスに挑んだが、一人では太刀打ち出来なくて帰ってきたんだ。まぁ君たちなら・・きっとクリアできると私は信じている。」
という話を聞いて、今に至るわけだが・・・

キリト「で・・・。なんで、クライン!お前いるんだよ」
クライン「いやぁ、アスナさんに良かったらどうですかー?って誘われて。」

アスナ「二人でこそこそ話してた罰よ」
キリト「アスナお前・・・」

エギル「しかしまぁ。あの団長さんでもクリアできなかったボスってことは相当強いんじゃないのか?」

キリト「ああ、確かにそうだけど。でも、ソロではクリアできなかったってだけの話だからなぁ。」
そんな話をしながら、道中の敵を倒しつつ、ボスの居る部屋の入り口に辿り着いたわけだが・・

中の様子が暗くてみえない。暗視スキルでさっそくアスナが中の様子を伺っているようだ。
アスナ「ごめん、キリト君。あたしには無理!」
クライン「キリト、俺もダメだわ・・・」
エギル「おいおい、何、二人共ビビってんだ。あーすまんキリト、俺も絶対無理だわ。」
キリト「みんな子供じゃあるまいし?一体、何が中に居るっていう・・ん・・だ・・よおおお!!」