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セテゥンタ
セテゥンタ
novelistID. 44095
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中二病にあいつがやってきた

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今、俺は六花と向かい合って座っている。
付き合いが長いから俺にはなんとなくだが・・

「六花、俺に何か隠してることがあるよな?」

「勇太!管理局に対抗するためにはもう・・・」

「ペットは飼わない!大体、キメラが居るだろうが?」

「さすがはダークフレイムマスター。私の行動が読まれているとは・・!」

「付き合い長いからなぁ。で?その背中に抱えてるペットは何だ?」
今度は一体、何を買う気だ。こいつは・・・

「勇太!神獣さえいれば、管理局なんて怖くない」
そういって、背中から自称、神獣を取り出したわけだが・・・

「なんだそれ・・・!」
その生物は尻尾をフリフリしながら、六花に両手で抱っこされて俺の顔を見ていた。

「僕は世界中の人々に愛されるマスコットキャラ。助けを求める少女の願いを叶えるため、世界を旅してるんだ。
もし、六花に願いさえあれば、なんでも一つ願いを叶えてあげるよ。」

「ああ、そうなんですか〜。ってペットがしゃべった?!」

「ね、いいでしょ?飼っていい?」

「ダメだ!喋るペットなんて聞いたことがない」
「絶対ダメ?」
「ダメだ!飼わない」
「ダメったらダメ?」
「ダメったらダメ!つか近いから、離れろ!」

「あう・・・」

「六花、僕からもお願いなんだけど、そろそろ、降ろしてくれないかな?」
「あう・・・ごめんなさい」

「ねぇ、六花。君さえ良ければだけど、僕を飼うって願い。叶えてあげようか?」

「おお、さすがは神獣。やはり我が邪王真眼の下部として相応しい。」

「了解ってことでいいかな?」

「ふむ。良かろう、契約を結ぼ・・・」
その時、キメラが突然、やつを威嚇した。
「しゃーーー!!!」

「どうしたんだ!キメラ!」
さっきまで机の上であんなに気持ち良さそうに寝てたのに・・・。
なんだ!この俺の胸騒ぎは・・・。

「六花!」
俺が何か変だと言おうとした瞬間だった。

「バニッシュメント・ズィス・ワールド!」
と叫び凸守がミョルニルハンマーをやつにお見舞いした。
衝撃破と共に、爆炎が舞い上がった。

「って!窓から勝手に入ってくんな!」

「今はそんなことを言ってる場合じゃないデース!」

「マスター!ご無事ですか!」

「私は平気だ。サーヴァントよ。それよりも今は・・・。」

赤い両眼をしたそいつは爆炎の中から平然と現れ、全く無傷のようだ。
「やれやれ、僕には君達の行動がさっぱり理解できないよ」


「フハハハハハハハハハハハ!フハハハハ!
そうか、貴様にはわからぬか・・・!
ならば!教えてやろう!俺は・・・!いや、俺達は!」