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バドvsシュラ

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バドvsシュラ
男気対決?

シドvsカミュ戦を、柱の陰からこっそり覗き見ていたバドは、突然背後に迫った殺気に、慌てて柱から飛び退いた。
その、今までバドのいたあたりの空間の柱が、突然鋭利な刃物で切り裂かれたように、スパッと切断されて地面に倒れ、轟音を轟かせた。
『・・・・っ!?誰だ!?』
バドが殺気のした方を振り向けば、そこには・・・
聖剣エクスカリバーを構えたシュラの姿が・・・!
『・・・お前がアルコルのバドか?』
『貴様は・・・・カプリコーンのシュラ!?、いきなり背後から襲うとは、どういうつもりだ!?』
『・・・ふっ、弟の心配などするよりも、まずは自分の心配をしろということだ・・・』
『なに!?』
シュラが右手を軽く一閃すると、その軌跡がスッパリと切断された。
『・・・っ!?』
思わず言葉を飲むバド。
『・・そうか、それが噂に名高い、聖剣エクスカリバーというやつか・・・・』
『・・・・』
『ならば俺も本気を出させてもらうぞ!』
バドは構えを取ると、その爪が鋭く伸びる。
『行くぞ!シャドウバイキングタイガークロ~ウ!!!』
まるでサーベルタイガーの牙の如く、鋭くシュラへと爪を繰り出すバド。
だがシュラは、
『ジャンピングストーン!!』
高い脚力によって、バドの技をかわしていた。
そのさまは、まさに虎からジャンプして逃げる山羊のようだ。
『くっ!?』
そして空中から、バド目掛け、エクスカリバーを一閃させる。
バドは慌ててそれをかわした。
今までバドのいた地面がパックリと割れる。
それを見て戦慄するバド。
なんて危険極まりない技なんだ。
あんなものマトモに食らったら、それこそ肢体をバラバラに切断されてしまうだろう。
とりあえずバドは、シュラから距離をとった。
シュラはバドに向かい、構えを取ると、告げた。
『アテナのお命がかかっているのでな、お前と悠長に遊んでる時間はない。さっさと終わらせるぞ!』
そして右手を一閃すると、またしてもバドのいる辺りの地面がサクッと切断された。
それをなんとか避けつつ、シュラに向かい、技を放つバド。
『シャドウバイキングタイガークロ~ウ!!!』
シュラも咄嗟にそれを避けた。
が、
ガシッ!!
『なに!?』
シュラはいきなり背後から、バドによって羽交い絞めされた。
『ふっ、これなら自慢のエクスカリバーも使えんだろう。もし使えば、自分の体も一緒に切断することになるからな!』
確かに、こう密着された状態で切れ味鋭いエクスカリバーを使えば、バドはもちろんのこと、シュラ自身をもザックリ切断してしまうことになる。
『・・・くっ!!ジャンピングストーン!!』
シュラはなんとかバドから逃れようと試みるが。
『無駄だ。虎は一度喰らい付いた獲物は決して逃しはしない!諦めろ』
まさに虎が山羊に喰らい付くがごとく、シュラを羽交い絞めして、決して離れようとしないバド。
『・・・・おのれ!!』
最もアテナに忠誠心厚き男・シュラは、こうしている間にも、アテナが大変なことになっていることが許せなかった。
こうなったら、もはや自分をも犠牲にして、バドを倒し、彼のオーディンサファイアを他の黄金聖闘士に託すしかないのか?

作品名:バドvsシュラ 作家名:れみあ