お前が水着に着替えたら・・・
夏。
今年もこの季節がやってきた。
焼ける太陽
青い空
広い海
ということで、また、アスガルドの面々は南の楽園・海に遊びに来ていた。
「ようし!今日こそミーメに、この超ハイレグビキニを着てもらうんだ!」
なぜか妙に張り切っているバドと、
「兄さん・・・、ミーメは男ですよ・・・」
冷めた面持ちのシド。
「それがどうした!俺はミーメにこの水着を着てもらいたいんだ!」
といってバドは、超ハイレグ、しかも透けてる、明らかに水着というよりも、別の時に着るような下着らしきものを掲げて見せた。
「なあ、あれって明らかに水着じゃないよな?」
それを見ていた他の神闘士たちは口々に囁いた。
「ああ、どう見てもあれは、女物のセクシーランジェリーじゃねえか?」
「バドのやつ、あんなものをミーメにはかせようとしてるらしいぜ?」
「そりゃあ、殺されてもおかしくないな」
そんな陰口?など気にしてないように、さっそくバドはミーメにアタックしてみた。
「おい、ミーメ。お前に頼みがあるんだけどよ、いいか?」
「なんだ?改まって」
「いや、実はこれをお前に穿いて欲しくてさ・・・」
と、女物超ハイレグ&透け透けビキニパンツ(セクシーランジェリー)をミーメに手渡すバド。
「あーあ、とうとうやっちまったぜ、バドのやつ」
「ありゃ、確実にミーメにストリンガーレクイエムの刑に処されるな。賭けてもいいぜ」
「なら、俺は全額、バドが半殺しにあうにかけようかな?」
「じゃあ俺は、バドが海に沈められるにかけるぜ」
「んー、俺はバドが砂に埋められるにしようかな」
などなど、みな好き勝手に賭けなどしていた。
一方、当のミーメとバドはというと?
バドに手渡されたソレをしばし見つめてから、
「うん、ありがとうバド。さっそくはいてみるよv」
なぜか満面の笑みでソレを受け取るミーメ。
「ええええええええ!!!???」
それを観ていた一堂驚愕!
「んなバカな!」
「ありえねえぇぇ!!」
「ミーメ正気かあ!?」
そんな外野の驚きをよそに、さっそくミーメは衣装片手にバドに手を振った。
「じゃあ、穿いてくるね。待っててねバドv」
とウィンクひとつ。
「ミーメの奴、ぜっていおかしいぜ!」
「ああ、なんか悪いもんでも食ったんじゃねえのか?」
「悪夢だああ」
そして、待つことしばし・・・
そこには、バスタオルで体を覆ったミーメが現れた。
「じゃーん、お待たせしました」
「おお、待ってたぜw」
「ひゅー、ひゅー」
「早く見せてくれミーメ」
みんなが期待に目を輝かせている中で、ミーメは羽織っていたバスタオルをはらりと落とした。
そこで一堂が目にしたモノは・・・!?
次回!「嗚呼、バド。星になって消ゆ」
お楽しみに!
・・・・・いや、続きませんよ・・・
っていうか、次回でバドが死ぬ?ってバレバレじゃん!
作品名:お前が水着に着替えたら・・・ 作家名:れみあ