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ネコ舌な獄寺くんとイジワルな風紀委員長

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「あづっ!!」
小さな悲鳴を上げて、獄寺は火傷した舌をペロンと出しながら水の入った
コップを急いで手に取る。
悲鳴を耳にした雲雀が隼人を見ていると、
そのまま冷たい水の入ったコップの中に舌を浸している。

「何してるの…。行儀が悪いよ…。」
「うるへーにゃ(ウルセーな)!」

コップに舌を突っ込んでいるからか、獄寺は涙ぐんだで目で
上目使いにして雲雀に抗議をしている。
火傷をした原因である紅茶をチラリと恨みがましく見て、
また大人しく舌を冷やす事に徹している。

そんな、仔猫のようにしおれている獄寺を見た雲雀は、
ニヤリと人の悪い、何かを企んだような笑みを浮かべる。

「獄寺。」
「ん?な、何すんだよっ!って、んぎゃあ!!!」

雲雀はいつまでも舌を冷やしている獄寺の顎を掴を掬い、
無理やり顔を上げさせる。
突然の雲雀の行動にビックリしたらしい獄寺が暴れだすより先に、
顎を強く掴み強引に舌を出させる。
そして、まだ赤く腫れている舌をペロリと舐め上げた。

「…何、その色気のない声は。」
まるで子供のような反応を返す獄寺に、雲雀は大きくため息をつく。

「ざっけんなっ!い、い、色気なんてあって堪るかっ!!
ってか、いきなり何すんだオマエは!!!」

驚いたのと恥ずかしいのが混ざり、真っ赤な顔をしながら
獄寺がギャアギャアと喚き叫ぶが、雲雀の方は全く聞いていない。

どこ吹く風である。

「昔からよく言うでしょ?傷なんて舐めておけば治るって。」
「傷じゃねぇよっ!火傷だ火傷!
 それに!な、舐めたりしたら余計に痛ぇだろうが!バカ雲雀っ!」
「誰がバカだ。バカの癖に僕をバカ呼ばわりするなんて。
君、そんなに咬み殺されたいの?」

獄寺にバカと言われてチャキリ…とトンファーを構える雲雀(刺オプション
まで既にスタンバイ済み)。
それに合わせて、獄寺もボムを懐から取り出し構える。
生憎と、いくら恋人とはいえ自分に武器を向けられて、黙ってスルー出来るような性格ではない。



「咬み殺す…っ!」
「果てろっ!」