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ぼっち人生を謳歌する方法。ミカンは俺の嫁1

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我輩はぼっちである。
名はまだ無いと続きたいが、俺は人間なのでちゃんと鈴木康太という立派な名前を持っている。
・・・おい、今平凡な名前だと思ったヤツ前出ろ前だ。・・・いけない、脱線しかけた。
この名前は俺を愛してくれている両親につけてもらった大事な名前だ。
前世とかそーゆうのを信じていないヤツは「中二病乙www」と指さして笑うだろうが、
本当に前世というのはちゃんと存在する。
今の名前は前世の名前とは違うけどそれでも愛を込められて呼ばれれば嬉しくないわけ無い。
・・・なんだコレ気持ち悪いな。
と、とにかく俺はこの名前も俺を生んでくれた両親も誇りに思っているって事だ。
で、何故先程前世がどーのこーの言ったのかと言うと、俺がその前世持ちってヤツだからだ。
だからと言って何処ぞの勇者みたいに魔法が使えて冒険の旅に出るとか、
人には見えない物が見えてそれを退治するヒーローとかになれた訳じゃない。
そりゃオタクだった俺は「トリップキターーーー!!!」内心叫んで狂喜乱舞をしていた時期もそれなにはあった。
所詮中二病だったわけだ。事実俺には何の力も無いし、素晴らしい才があるわけでも無い。
美しい外見というわけでも無い。
よくあるエロゲーのように女の子にモテモテになるなんていう美味しい展開なんて・・・

当然無い。くそ、彼女欲しい。可愛い女子絶賛募集中。

現在の俺は平凡顔の平凡な才能の平凡な脳みその平凡人間だ。
もし、少しは周りと違うだぜヒャッハー!!!と言える事があるとしたら、このぼっち歴くらいだろう。
俺は前世の頃からぼっちであった。
いや、ネット世界では、持ち合わせていた内弁慶が活躍して友達は沢山いた。
あくまでもネットでは。
一旦リアルに帰ってしまえば、友人なんて一人も居ないロンリーガールならぬロンリーボーイ。
「何かさー。教室の隅の席とかで放課中ずーっと本読んでるヤツ居ない?w」
「いるいるw」俺の事ですねワカリマス。
くそ、リア充なんてくたばってしまえ!と何回前の世界で思った事か・・・
とくにクリスマスとバレンタインは許さん。滅んでしまえ。
と、今は思うが昔はぼっちである事が誇りになっていた時代があった・・・。

一人狼な俺ってマジ胸アツ・・・

と思っていたからだ。これこそ中二病なのだろうと今は分かる。よしココに病院を建てよう。
今思うと本気であの頃の俺を殴り飛ばしたい気持ちでいっぱいだ。何故あの時にコミュ症治せなかったし自分。



で、何で今ココまで語ってきたかと言うと・・・

今現在ぼっち歴を更新しているからである。

この世界に転生して数年後に、俺は両親の進めで忍術学園というところに入学した。
一つ言わせていただこう。何故N●K?
まぁ、その事はさておき・・・入学した俺はレギュラー人である主人公・・・
ばぁーろーと同じ声を持っためがね少年と仲良くなってコミュ症を治そうと思い立った。折角の機会だし・・・
というのも当然あるが、何よりぼっちがイヤだったのだ。
その為ろ組になってしまった時点でアチャーと思ってしまったが、何とか仲良くなろうと
一年生の頃は、あれ?一年に鉢屋とか久々知ってヤツ居たっけ?とかそーゆう疑問を置き去りにしつつ、
主人公と絡もうと必死に例の三人組の姿を探した。二年三年に上がっても主人公に出会う事が出来ず、
しかもその事しか頭になかった俺は完全にクラス内で出来るグループの輪に入るチャンスも失い、
しかも、何か聞き覚えのある名前の一つ上の先輩に「俺達・・・何処かで会った事ありませんか?」と今思えば
何それ、前世の記憶とか言い出す気なの俺?中二なの?
とかマジキチな発言をかましてしまった事実に後悔する日々を過ごしているし、
今はその先輩を避けてる始末・・・あの時の先輩のポカン顔は今でも
思い出しては恥ずかしい気持ちでいっぱいになる。マジすいませんでした。

そして今日も俺は一人窓辺のヘリに座ってボーっと物思いに老けながら遠くで何かがぶつかる音と共に
「伊作ぅぅうううううううう!!?」という叫び声を聞きながら内心合掌したのであった。