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たった一つの狂った繋がり

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もう大事な人が自分の手で壊れるのはいやだ

 
壊れてなくなってしまうぐらいなら一人でいい。


静雄の心のなかでその言葉がずっとうずまいていた


ずっと静雄は誰とも関わらずに生きてきた


あの日までは・・・




~高校1年の夏~

あの日はとくに暑い日だった

もともと目つきが悪いせいでよく不良に絡まれていた。だか自分の力じゃ全勝だった

いつもみたいに不良にからまれて隣にあった自販機をなげとばした。

どォォォん

「ちっ・・どいつもこいつもからんできやがって・・」


パチパチパチ


うしろから拍手の音がきこえたバッと後ろにうりかえると
同じ学校の制服をきたすこし細身の弱そうな一人の男が自分の所に歩いてきた。
するとその男はくるったように笑いながらこういった


「ハハハハっ!!! 君実に面白いよなんて力だ!!」


一瞬でこの男は嫌いだと思った


「なんだゴラ てめぇもやんのか?」


ドゴォォン

近くにあったもう一つの自動販売機をその男になげつけた


(おわったな・・)


帰ろうとするとその男は無傷で笑っていた初めて自分の攻撃がきかなかった
自分の力で壊れない人がいたと思うとすこしうれしかった


「ハハハッ君きにいったよ 俺は折原臨也たしか君は平和島静雄君だよね よろしく」


ザクッ


その言葉と同時にナイフで斬りかかってきたイキナリなのでよけれなかった


「イっって・・・・」


見た目によらず臨也は強かった
仕返ししようとしたがすぐににげられた・・


初めて逃げられた
初めて切られた
初めてよけられた



 初めて壊れなかった



それから次の日もその次の日も毎日喧嘩を超えた[殺し合い]を続けた


  
それから○年後の今,まだ俺は臨也との殺し合いをつずけている


いまだに自分に対等なのは臨也しかいない


殺し合いをやめる気はない


確かに俺は暴力は嫌いだでも俺はこの殺し合いをやめたくない



今自分にあるたった一つの狂った繋がりだから・・



作品名:たった一つの狂った繋がり 作家名:美紅