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誰かとじゃなく、あなたと

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MR-Sがぐい、とペンリーの頬を乱暴に撫でる。痛いからやめて欲しいと言っても、MR-Sは不機嫌そうに黙って撫で続けるだけ。暫くすると撫でるのをやめ、今度は抱きあげた。
「え、MR-S…?」
「ひどい」
「?」
「ダブルバースト」
「おじゃ…きっとMR-Sも誰かとかっこいいダブルバーストができるでおじゃる!」
「…そっか」
MR-Sはそう言うと、パッと手を離した。抱き上げられていたのに手を離されたから、当然、ペンリーは地面に落ちるわけで。
「いだぁっ!?」
何か気に障る事を言っただろうか。痛みにもんどりうちつつ考えていると、いつの間にかMR-Sの姿が消えていた。
「MR-Sー?…どこに行ったのでおじゃる?」
ペンリーはふらふらと立ち上がると、変形しMR-Sを探しはじめた。




「誰かと、か」
天井からぶら下がり、ぽそり、と、呟く。



誰かとじゃなく、あなたと。