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プリキュアオールスターズNew stage 思いよ届け光の絆

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「キュアノワール…。」

プリキュア達は驚愕する。
自分たちの目の前の敵は、明らかに次元の違う存在であり、一度、闇のプリキュアと戦ったことのある『YES組』・『ハートキャッチ組』・『スマイル組』の3チームは特にその強さをヒシヒシと感じていた。

「すごい威圧感…」

「私たちが倒したバッドエンドプリキュアとはレベルがまるで違うで…」

『黄瀬やよい』と『日野あかね』はキュアノワールの溢れ出す底知れぬチカラに怖じ気づく。

「だけど、キュアノワールには負ける訳にはいかない!」

しかし、そんな二人を『桃園ラブ』は勇気づける。

「そうね!邪悪の神ブラックホールは絶対に復活なんかさせないわ!」

さらに『東せつな』がラブに続けて叫ぶ。

「それに、アナタにはくるみを傷つけたことをきちんと反省して謝ってもらうんだから!」

くるみの親友でキュアアクアに変身する『水無月かれん』も叫んだ。

「皆さん!変身ですッ!」

スマイル組のリーダーの星空みゆきは他のメンバーに声をかける。
みゆきの声掛けに反応し、みんなが各自の変身アイテムを取り出すと、一斉に叫び変身した。

「「プリキュア!オーロラ、ウェーーブ!」」

「ルミナス!シャイニング、ストリーーム!」

「「デュアル、スピリチュアパワーーッ!」」

「「「「「プリキュア!メタモルフォーゼ!」」」」」

「「「「チェンジ、プリキュア!ビート・アーーップ!」」」」

「「「「プリキュア、オープン・マイ・ハート!」」」」

「「「「レッツプレイ!プリキュア・モジュレーション!」」」」

「「「「「プリキュア!スマイル・チャージ!」」」」」

叫んだ次の瞬間、みゆき達は眩い光に包まれる。
そして、光が晴れると各々のパーソナルカラーの戦闘服(コスチューム)を纏ったプリキュア達が現れた。

「光の使者、キュアブラック!」

「光の使者、キュアホワイト!」

「輝く命、シャイニールミナス!」

「輝く金の花!キュアブルーム!」

「煌めく銀の翼!キュアイーグレット!」

「大いなる希望の力!キュアドリーム!」

「情熱の赤い炎!キュアルージュ!」

「弾けるレモンの香り!キュアレモネード!」

「安らぎの緑の大地!キュアミント!」

「青き知性の泉!キュアアクア!」

「ピンクのハートは愛あるしるし!もぎたてフレッシュ、キュアピーチ!」

「ブルーのハートは希望のしるし!つみたてフレッシュ、キュアベリー!」

「イエローハートは祈りのしるし! とれたてフレッ シュ、キュアパイン! 」

「真っ赤なハートは幸せのあかし!うれたてフレッシュ、キュアパッション!」

「大地に咲く一輪の花、キュアブロッサム!」

「海風にゆれる一輪の花、キュアマリン!」

「陽の光浴びる一輪の花、キュアサンシャイン!」

「月光に冴える一輪の花、キュアムーンライト!」

「爪弾くはあらぶるしらべ!キュアメロディ!」

「爪弾くはたおやかなしらべ!キュアリズム!」

「爪弾くは魂のしらべ!キュアビート!」

「爪弾くは女神のしらべ!キュアミューズ!」

「キラキラ輝く希望の光!キュアハッピー♪」

「太陽さんさん!キュアサニー!」

「ピカピカぴかりん♪ジャンケンポン♪キュアピース♪」

「勇気りんりん、直球勝負!キュアマーチ!」

「しんしんと降りつもる清き心!キュアビューティ!」

「「「「「全員集合!プリキュアオールスターズ!」」」」」

プリキュア達はカッコ良く名乗り、決めポーズを決めた。

「はあ~。やっと、終わったみたいね…。さすがにプリキュアもこんなにいると長いわ…。」

キュアノワールは少し疲れたように愚痴をこぼす。

「あ…ご、ごめんなさい…。」

キュアノワールの愚痴にルミナスが反射的に謝った。

「ルミナス。今のは別に謝るところじゃないよ…」

ルミナスの先輩でもあるキュアブラックは思わずツッコミを入れてしまう。

「フフフ…やっぱり、アナタたちって、見ていて面白いわ。」

「次は誉められましたね、ドリーム。」

「うーん、それって誉められたのかな…?」

「たぶん、違うと思うわよ…」

「まあ、そんな事はどうだっていいの。それに私はアナタたちに紹介したい方々が別にいるの…」

「え…?」

「紹介したい方々?」

「ええ…こっちよ。」

キュアノワールは踵を返すと外に向かって歩きだす。

「ちょ、ちょっと、待ちなさい!」

キュアノワールを追いかけ、他のプリキュアメンバー達も外に出た。

「さて、こんな所で良いかしら?」

キュアノワールは足を止め、プリキュア達の方に向きを変える。

「さあッ!ご紹介しますわ!私とともに世界を闇に染め、そしてブラックホール様の一部でもある闇の存在!」

いきなり、キュアノワールの影が8方向に別れながら伸び、その影は人型に変化する。

「あぁぁ…なんて事……」

人型に変化した影を見たプリキュア達の顔が次々と絶望に変わる。

「どうして…どうしてなのッ!!?アナタはずっと前に私達が倒したのに…ジャアクキング!!!!」

「フハハハ…!驚いているな?キュアホワイトよ…。」

「ジャアクキングだけじゃない!アレはゴーヤーン!」

「ほぅ…この私、ゴーヤーンを覚えていてくれたんですね~キュアブルームよ。」

「こっちはナイトメアのデスパラヤに…」

「エターナルの館長まで…ッ!!?」

「久しぶりやのぉ、会いたかったぞ?キュアドリーム…。」

「今日こそ貴様たちを私のコレクションに加えてやろうぞ…。」

「メビウス!どうしてここにッ!!?」

「簡単なことだ…我々は邪悪の神ブラックホール様と一つになって無限の命を手に入れたのだ。」

「そんな…。」

「どういことなのッ?!!ブロッサム!あれってどう見ても砂漠の使徒のデューンだよ!」

「そんな事、言われなくても分かっていますよ!マリン!」

「それもあの姿は彼の最盛期の姿じゃない…」

「ああ…この時をどれほど待ったか。キュアブロッサム…ッ!」

「そんな…ノイズ、私とアナタはお互いに分かり合えたはずなのに…。」

「フン!勘違いするなよ、キュアメロディ!私はただ単に善と悪に別れただけだ。貴様たちのもとに戻ったのは浄化された善の私…今、ここにいる私は余分なモノを捨て去った悪その物!さしずめ、『ノイズ純粋悪』とでも言っておこうか…。」

「何ですって…。」

「久しいなぁ、キュアハッピーとその仲間たちよ。」

「皇帝ピエーロ…」

「なんで、アンタがここに居んねん!」

「そうだよ!あの時、消滅したはずなのに…!」

「確かにあの時、我は貴様たちに遅れを取ってしまったが、次こそは貴様たちを絶望の淵に叩き落としてやるわぁッ!」

「く…ッ!」

「フフフ…さあ!皆さま方、プリキュアを今こそ闇に葬る時ですッ!そして、彼女たちの命の輝きを邪悪の神ブラックホール様を捧げなさいッ!」

「「「「「ブラックホール様の仰せのままに…ッ!」」」」」

キュアノワールに命令された歴代の闇の支配者たちはプリキュアに襲い掛かるのだった。