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魔女と機械

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やがて基地へと辿り着くとそこには美緒と芳佳、リネットと見知らぬ女の子が立っていた
その女の子は長髪の赤毛で、目は青と緑のオッドアイになっていた

美緒
「皆!よく戻ってきた!!」

芳佳
「皆さんおかえりなさい!!」


「トゥルーデーー!!」

美緒と芳佳がそう言うともう一人の女の子がトゥルーデへと抱き付いた

トゥルーデ
「おっと…ただいま、エノール」

エノールと呼ばれた女の子はトゥルーデに抱き付いたまま彼女の胸に顔をうずめた

エノール
「トゥルーデトゥルーデトゥルーデぇ!!おかえり!大丈夫だった?怪我してない!?」

トゥルーデ
「あぁ大丈夫だ。怪我もしてない。だがストライカー・ユニットの調子が悪い、それを見て欲しいんだ」

エノール
「わかった!じゃぁすぐに整備するね!!」

エノールはそう言って格納庫へと走って行った
それを見ていた劔は着陸してからトゥルーデに話し掛ける


「…あの子は?」

トゥルーデ
「私の専属整備士だ。エノール・ホークスロット。元ウィッチで…聞いた事は無いか?デュアル・エンジニアを」


「…あの女の子が…?恐ろしいな…あの年頃の娘が…ストライカー・ユニットの製作者の一人…伝説の整備士か…」

トゥルーデ
「あぁ。そんな整備士が私の整備士になってくれている。とてもありがたい事だ」

デュアル・エンジニア…
それはエノールの事である
普段は先程のように子供のような性格をしている
しかし、一旦整備が始まると彼女の目には目の前の整備対象しか見えなくなる
整備対象は機械であればなんでもこなし、一度設計図か機械の中身を見れば全てを理解し、なんでも完璧に修理をすることが出来る
整備が始まれば性格が変わる
故にデュアル・エンジニアなのである
作品名:魔女と機械 作家名:馬理沙