紅魔館と適能者外伝~竜の戦士と第7の適能者~ 1
そう言うと、龍星はビーストの急所を狙って引き金を引いた。
【ドン!】
急所に直撃したビーストは、そのまま崩れ落ちた。
「ふう・・・これで一件落着だな・・・」
そう言うと、龍星は通信を入れようとした、が、しかし
「!!」
背後のものすごい寒気を感じた龍星は、ビーストの死体を目にやった。しかし、そこには、死体が無かったのだ。
「どういう事だ・・・あいつは確かに倒したはず・・・・・・!!??」
その時、龍星は真上から殺気を感じ取り、その場から直に離れると、上から倒したはずのビーストが、巨大化して現れたのだ。
「おいおい・・・これはさすがにまずいぞ・・・」
そう言いつつも、龍星は右手のレックスブレスレットを出そうとした、その時だった。
「!!」
突如、龍星の真上を光の刃が掠めていき、ビーストの触手をすべて切り裂いた。龍星は刃が来た方向を見ると、そこには、全身銀色の巨人が立っていた。
「もう一人の、ウルトラマンだと・・・」
銀色の巨人は、ビーストに対し、刃の連続攻撃をかけていき、すべて打ち終えたころには、ビーストは細切れになっていた(例えるなら、ギロチン魔にバラバラにされた超獣のような感じ)。
龍星はその一部始終を見ると、巨人の方に目をやった。
「お前は一体何者だ?宇宙警備隊の者ではないお前が、何故?」
龍星は問いかけるが、巨人は答えず、その場から姿を消した。
「一体・・・お前は何者だ・・・」
龍星は、そう言うと、何処かへ歩き始めた。
続く
*
次回予告
空からとんでもないものが落ちてきた!セブンレックスでも持ち上げられないあの怪獣を巡って、珍騒動!
次回!第5話!「空からの贈り物」
さあ!来週も皆で観よう!
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キャラ紹介・設定
ニャルラトホテプ
外見:様々
概要:這いよる混沌、無謀の神、暗黒神など、様々な呼び名がある外なる神の一人にして魔王アザトースの使者兼代行者。かつてノア、レジェンドとは敵対関係だったが、ニャルラトホテプの乱(紅魔館と適能者本編前半第1話~第13話参照)を境に一転、完全にウルトラマンのアドバイザーと化しているが、やはり混沌は好きで、今回の事件も、面白がりつつも、静観している。
イメージCV:様々、主に大塚周夫又は榊原良子の声で脳内再生よろ
GUYSランジャー
概要:かつてウルトラ警備隊が使用していたハイドランジャーを近代改修した機体。武装にスペシウム弾頭魚雷、スペシウム弾頭機雷など
作品名:紅魔館と適能者外伝~竜の戦士と第7の適能者~ 1 作家名:ピカリーノ0000