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キリト「ワグナリアか」第1話

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和人「・・・はぁ」

直葉「お兄ちゃん、どしたの?」
和人「ん・・・まあ、海外に留学するとか考えるとさ
  色々と事前に社会勉強しとくべきなんだろうなとか
  あと、お金も貯めないとなとか考えてたんだよ」
直葉「へぇー、だからバイト情報誌なんか読んでたんだ」
和人「まぁな。でも、まだ体力が本調子じゃねーしな」
直葉「この前やってたあの変なバイトは?」
和人「あぁ、あれか。
  正直、菊岡のいいなりで実験台にされるのはもうご免なんだよなぁ」
直葉「実験台って?」
和人「あ、いや、何でも無い」
直葉「ふぅーん。で、お兄ちゃんは何のバイトしたいの?」
和人「とりあえず、適度に社交性を身に付けられて
  かつそれなりな給料のところ、かな」
直葉「うーん、じゃあ、ここは?」

直葉は、キリトが読んでいるページのある一点を指差す。

和人「・・・これか?」

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和人「ふぅー、さむさむぅ
  しかし、こんなに早朝から外に出るなんて、昔剣道をやっていた頃以来だな」
和人「確かこのお店だったな
  ワグナリア・・・か」

杏子「おぅ、よく来たな。新人」
和人「店長さん、えっと、今日からお世話になります」
杏子「まあそんな入り口で突っ立てないで、中に入り給えよ。
  あと君の仕事着もあるから、それに着替えてから厨房前に来てくれ」
和人(面接の時も思ったけど、大人っぽい人でいいなぁ)

相馬「おっ!君が噂の新人君かい?」
和人「あっ、はい、桐ヶ谷です。お世話になります」
相馬「ふふぅーん、まあ宜しくやろうよー」
和人「あっはい!こちらこそ宜しくお願いします!」
  (声掛けられるまで気配がなかった・・・?
  何考えているのか分からない人だったな・・・要注意だな)

和人「ここが厨房か・・・なかなか小綺麗だな」
×××「やっほー!君が今日から働く桐ヶ谷君だよね!?」
和人「あっはい、今日から宜しくおね・・・あれ?どこから声が?」
×××「おーい!こっちだよ~!」
和人「え?あれ?うぉお下に!?ちっちゃい!!」
ぽぷら「ちっちゃくありませーん!もうじき大きくなりますから!!
   私はぽぷらって言いますーよろしくねー!」
××「山田よりも新人だぁー」ガタッ
和人「えっと宜しく・・・ってぇえええ?どこから現れてんですか!?」
山田「山田は天井に住んでるんですよー」
和人「はぁ・・・」
   (何だかへんちくりんが多くないかココ?)

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小鳥遊「あっ新人さんですね?初めまして、小鳥遊っていいます」
和人「あっ初めまして、桐ヶ谷です。宜しくお願いします」
  (なんか初めてマトモな人に出会えた気がする)
小鳥遊「なんか僕が教育係に選ばれたみたいなんで、お店を案内してから
   仕事の内容とか接客とか教えるよ」
和人「お願いします」

小鳥遊「えーっと、まず厨房からかな。
  この人が佐藤さん。料理を担当してます」
佐藤「・・・宜しく」
和人(何だか静かだけど恐そうな人だな)
八千代「あら、新人さんなの?」
和人「あっはい!宜しくお願いします!」
   (ってぇええ!?何で小脇に刀差してんのこの人!?)
佐藤「・・・」
和人(?佐藤さんの様子が・・・急に黙り込んだぞ)
八千代「どうしたの?」
和人「いえ・・・えっと、
    あの、何で・・・刀を差してるんですか?」
八千代「ウフフ・・・
   さあ、どうしてでしょう?」
和人(っっ!!!一瞬だが物凄い殺気が!?
   もしかして、この人もSAO帰還者なのか・・・!?)

伊波「え、え、えっと・・・い、伊波と、言います・・・」
和人「桐ヶ谷です。よろしくお願いします」
   (この人も何だか変にキョドってるし)
伊波「ぅい、いやぁあーーー!!!」ブォン!!!
和人「うぅわあぁ!?」
小鳥遊「おっ!上手くかわした!?」
和人(何なんだこの人も!?まさかSAO帰還者って事はうわぁ!!!)バキィ!!
小鳥遊「うん、見事にローリングソバットが桐ヶ谷君の頭に決まったね」
伊波「うわぁ~!!っすいません!!桐ヶ谷さん大丈夫ですか!?」
和人「イテテ・・・ははっは、これ位大丈夫ですよはっはは・・・」
  (ちょっとどころじゃない位ヤバいんじゃないかココ!?)

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小鳥遊「はい、これで大体の仕事の流れを教えたつもりだけど
  あとは、実地でやってみるのが一番いいかな。
  あっ、お客様が来たから早速やってみようか」
和人「わかりました!それじゃ行ってきます!
  い、いらっしゃいま・・・せ!?」
直葉「・・・来ちゃった///」
和人「スグ!?おま、何でいきなり!?」
直葉「だって、お兄ちゃんの事が心配だったんだもん///」
和人「それにしてもだなぁ・・・おっレコン君いらっしゃい」
長田「あっ、ど、どうも、お久しぶりです・・・」
直葉「ったく、途中で偶然会っただけなのに
  何で付いて来るのよ。全く信じられない!」
和人「まぁまぁ・・・相変わらずレコン君仲良しだよね」
長田「な、仲良しですかぁ~///」
直葉「んなわけないじゃない!」
ぽぷら「いらっしゃいませ!こちらの席が空いております!
  って桐ヶ谷君、何お客さんと喋ってるの?仕事仕事!」
和人「はっはい!ホ、ホラ、お前らこっち来い!
  他のお客様の邪魔になるだろ!」
直葉・長田「はーい」

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和人「それでお客様、何をご注文でしょうか?」
直葉「んーと、じゃあチョコスフレとアップルティーね」
長田「あっ僕も同じので」
直葉「何おんなじの頼んでるのよ!大体なんで一緒の席なのよ!?」
和人「まあまあ、今日はちょっと混んでるし」
ぽぷら「ハンディの使い方はー、ここのボタンがメニュー選択で
  番号はこことここで・・・」
直葉「ふふふっ、お兄ちゃんたら初々しくていいなー」
和人「コラ!おちょくってんのか!」
ぽぷら「駄目ですよー桐ヶ谷君!お客様に失礼な言葉使っちゃあ!
  じゃあ発注後の手続き教えるからこっち来てー!」
和人「はい!」

直葉「ふーん、何かウェイトレスさんも美人が多くてちょっとなー
  私も、そろそろ何かバイトしたいなー」
長田「じゃあ僕と一緒にバイトしようよ!」
直葉「アンタとは死んでもイ、ヤ!」
長田「」
直葉(・・・ここでバイトしようかな?)

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小鳥遊「お疲れさん、今日のシフトはここまでだからね」
杏子「おっ、どうだ新人。今日の出来は?」
和人「はい、何とかやっていけそうです」
杏子「そうか、それならば明日からも出来そうだな」
和人「はい!お願いします!」
ぽぷら「お疲れさま~」
山田「・・・初日で山田より出来るとは、中々ですね」
相馬「むしろ山田さんが出来ないっていうかー」
山田「酷いです相馬さん!相馬さんは私のお兄さんですよね!?
  山田のお兄さんはそんな悪い事を言う人じゃないです!!」
相馬「だから僕、山田さんのお兄さんじゃないから」
山田「それなら山田、今日から相馬さんじゃなくて桐ヶ谷さんの
  妹になります!桐ヶ谷さん!山田のお兄さんになって下さい!」