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似た者同士−1−

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「ん・・・ふぁあ・・・」



朝10時、
始は遅い朝の日差しを感じながら
共有ルームにきた


今日は、駆&恋の親友コンビ以外は
仕事がない

だから始は久しぶりに
朝をゆっくり睡眠時間に使っていた





「あ、始さん!おはようございます」



始が共有ルームに入るとすぐに
葵がいた




「・・・・お前、何してんだ?」




葵からのさわやかな挨拶を
スルーし、
目の前の光景に意識を向ける




「ふふっ、二人とも可愛くないですか?ぐっすり寝ちゃってw」




葵は携帯を取り出し写メを撮り始める



被写体は、新と春
ソファーで寝ている春に新が寄りかかって一緒に寝ている




「・・・葵、新どけろ」

「えぇ?起こしちゃうんですか?」

「俺は、春に用があんだよ。」

「はーい」




葵は、始の言うことに
特に文句もなく
新を起こし始める




「あーらーたー?起きて!春さんかわいそうでしょ!」

「ん?あぁ・・・?」

「はい!はい!起きたんならまずは移動!」

「ん・・・」



新は
まだ、眠気100%の重い身体を起こして
ふらふらしながら葵についていく




始は、
共有ルームをでていく二人を
確認してから
春に声をかける



「お前、起きてんだろ・・・狸寝入りしてんじゃねーよ」

「あれ?バレてた?ww」

「アホ、バレバレだ」



と始は、春の頭を小突く




「春、飯」

「ふぅ・・・はいはい」



いつものさわやかな笑顔で答え
朝飯の用意をする

朝飯と言っても
もう、お昼に近いのだが・・・






「んで、さっきのはなんだよ」

「え?」

「とぼけてんじゃねーよ、新だよ、新」

「あ、あぁ・・・」



少し、歯切れ悪そうに返事をする




「あ?」

「んー、それがね・・・俺にもよくわかんないんだよね・・・」

「こっちの方が意味わかんねーよ、説明しろ」

「いや、だからね・・・」





いきなりだが、
始と春は付き合っている

そして、同様に
新と葵も付き合っている


お互いにそれを知っているし
特にそれについてとがめることもない



不思議に思うことと言えば・・・
なぜ新が春に絡んでくるのか、だ


新は最近、なにかと春の近くに寄ってくることが多い





葵がいるのに・・・





別に二人が喧嘩しているわけとかでもないんだけど
新の様子はあきらかにおかしい




「新、なんか悩みでもあるのかな?」

「どーでもいい・・・」

「そんなこと言わないでよ、後輩の面倒をみるのも先輩の役目でしょ?」

「うっせぇな・・・とにかくお前はもっと危機感を持て」

「何?いきなり?」

「新が絡んでんのお前だろ」

「んー?そうなのかな」

「ちっ・・・あいつ取っ捕まえて理由吐かせるか?」

「ちょっと待ってよ、始」

「なんだよ」

「俺がなんとかしてみる♪」

「・・・・」

「あっははww始ってば、心配しすぎww」

「うっせぇな!」




また、
始は春を叩く


不安要素が拭えないままの始だが
今は目の前の朝飯に集中することにした





続く
作品名:似た者同士−1− 作家名:葉月