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スターサインプリキュア☆

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「おはようー。」
私は窓越しにみのりに声をかけた。
「おはよう、結姫!今日は早いね。」
「まあねー。」
「ちょっと待ってて、もう出るから!」
みのりはバタバタと鞄を取り出したりしている。
「急がなくていいからねー。」
「分かってるー!」
そう言ってすぐクッションに足を引っかけてこけたみのりを見て私は思わず笑ってしまった。
けれどそれは見ないフリ。
みのりの事だからこの後の準備は早いだろう、そう思って私も荷物とハルちゃんを入れて下へ降りる。
「いってきます。」
「いってらっしゃい。」
私が家を出るのとほぼ同時にみのりの家からもいってきますと声がした。
「結姫お待たせ!」
「待ってないよ。もう、急がなくてもいいって言ったのにー。」
私はそう言ってクスリと笑う。
「大丈夫だよ!忘れ物無いから!お弁当ちゃんと持ったし、アルカスもいるよ!」
「みのりはお弁当さえ忘れなければどうにかなるもんね。」
「あったりまえだよ!」
「相変わらずなんだからー。」
そんな感じでしばらく歩くと春菜さん、星羅さんと合流した。
「おはようございます!」
『おはよう。』
そうしていつものようにみんな一緒に学校へ行き、ハルちゃん達を星研の準備室に連れていった後、私達は各自の教室へ。
「じゃ、結姫また後でね。」
「うん。」
みのりと私は席が結構離れている。それもそのはず、まだ出席番号順の席だから。
相武みのりと真瀬結姫じゃ離れていても仕方がない。
「ねぇねぇ、決めた?」
「あー進路?」
ふいに耳に入ってきたその会話に私は少しドキッとした。
「早いよなーまだ入学してそんなに経ってないのに…。」
「ほんと嫌になっちゃう。」
「お前は決めたのか?」
「私は…大学でいろんな国の文化を学びたいの!」
「へー。俺はよく分かんねぇけど進学かな…。」
「私は専門学校に行くつもり。将来はDJになりたいから、専門的な事を学びたいの!」
「かっこいー!」
「…。」
みんな…もうやりたい事見つけてるんだ…。
私は今まであんまり考えたこともなかった…。
そんな事を考えているうちに担任の先生が入ってきた。
「皆さんおはようございます。」
『おはようございます。』
「今日は昨日お話した通り、進路調査を行います。だからと言ってこれに書いた進路に進まなければいけないという事はないし、あくまで参考にしたいだけなのでみんな気軽にね。じゃあ配りますよー。」