Wizard//Magica Infinity −3−
「痛っ…ハルト、あまり動かないで」
「しょうがないじゃない…狭いし…うっ」
「ハルトが大きいからいけないのよ」
「やばっ、こっち来たんじゃない?ライトが見えるよ」
「大丈夫、動かなかったら…きっと気づかないわ」
夜、薄暗い教室の一角。
俺とコヨミは息を潜めながら一筋のライトが通りすぎるのをやり過ごす。
ライトはうようよと動きそして何処かへと消えていく。
「ふぃー…危ねっ…うぐっ」
「だから動かないでよ、私も痛いのよ」
俺たちは身を寄せ合い、ゆっくりと身体を動かす。
「きゃっ…ハ、ハルト…早いわよ…もっとゆっくり…」
「え、これでもかなりゆっくりなんだけど…それより今管理人が過ぎていったってことは、チャンスなんじゃない?」
「そうね、でも確実に…きゃあ!」
「コヨミ、声でかいよ」
「ハルトが乱暴なのっ…もう」
「しょーがないなぁ…だったら」
俺はそれを取った。
何を?
自分達の身体をすっぽりと収まったダンボールを。
「てかさ、わざわざ二人でダンボール入りながら進む必要性ってないんじゃない?」
「それもそうね…凛子は一体何を想像していたのかしら?」
そう、今は凛子ちゃんから与えられた罰ゲームの実行中。
夜の学校に忍び込み、とあるものを盗んでくるという指令だった。
「しょうがないじゃない…狭いし…うっ」
「ハルトが大きいからいけないのよ」
「やばっ、こっち来たんじゃない?ライトが見えるよ」
「大丈夫、動かなかったら…きっと気づかないわ」
夜、薄暗い教室の一角。
俺とコヨミは息を潜めながら一筋のライトが通りすぎるのをやり過ごす。
ライトはうようよと動きそして何処かへと消えていく。
「ふぃー…危ねっ…うぐっ」
「だから動かないでよ、私も痛いのよ」
俺たちは身を寄せ合い、ゆっくりと身体を動かす。
「きゃっ…ハ、ハルト…早いわよ…もっとゆっくり…」
「え、これでもかなりゆっくりなんだけど…それより今管理人が過ぎていったってことは、チャンスなんじゃない?」
「そうね、でも確実に…きゃあ!」
「コヨミ、声でかいよ」
「ハルトが乱暴なのっ…もう」
「しょーがないなぁ…だったら」
俺はそれを取った。
何を?
自分達の身体をすっぽりと収まったダンボールを。
「てかさ、わざわざ二人でダンボール入りながら進む必要性ってないんじゃない?」
「それもそうね…凛子は一体何を想像していたのかしら?」
そう、今は凛子ちゃんから与えられた罰ゲームの実行中。
夜の学校に忍び込み、とあるものを盗んでくるという指令だった。
作品名:Wizard//Magica Infinity −3− 作家名:a-o-w