幻影のメサイア episodio.0
序章「始まりはひなたのように」
すべての始まりは・・・・10年前から・・・・。
10年前 日本のとある地方都市「冬木市(ふゆきし)」
ゴオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・・。
次々と建物が燃えていく冬木市。すでに周りは火の手が回っていた・・・・・・。
少女「はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
少女は重傷を負っていた・・・・・かなり出血しており、意識を遠くのくなり、息も荒い。
少女の腹部に大きな傷が付いており、そこから出血している。
少女「はあ・・・はあ・・・わ、私・・・・死んじゃうの?・・・・。」
彼女は自らの死を悟り、諦めかけていた・・・・・。そんな彼女の目の前に一人の女性が現れた。その女性はまるで太陽のように輝いていた。しかし、表情は悲しげにこちらに見ており、心配している。
少女「(・・・・き、綺麗・・・・まるで太陽みたい・・・・・・・。)
そう思うと次第に目が閉じていき、意識は落ちた・・・・・。それが少女が見た最後であった・・・・。
冬木市は壊滅し、数百人以上の犠牲者を出した事件を「冬木(ふゆき)の悲劇事件」として日本各地に報道された。
しかし、この事件には深い影が潜んでいたが、それは物語の中で明かされる・・・・・。
作品名:幻影のメサイア episodio.0 作家名:kimutake