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魔法少女まどか★マギカ~マギカ★parallel~ 第7話

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魔法少女まどか★マギカ〜マギカ★parallel〜

第7話「コンフリクト」


「マジでアンタ誰だよ?何で私の名前を知っているんだよ?」
青い服の魔法少女が不信感をあらわにしてほむらに尋ねる。

「誰でもいいでしょ。美樹さやか、佐倉杏子この獲物は私たちが狩る。あなたたちは手を引きなさい。」
ほむらは冷静に言い放つ。

「何だよアンタ?名前くらい名乗ったらどうだ?ここは豊郷町、アタシたちのテリトリーだ。よそ者の出る幕じゃねぇ。そこの金髪連れてさっさと帰れ。ついでに言っておくけど、アタシは『佐倉』杏子じゃなくて『美樹』杏子だから。」
今度は赤い服が口を開いた。

「私は暁美ほむら。『美樹』杏子?・・・『佐倉』じゃないの?」
ほむらは少し驚いたように言う。

杏子と名乗った魔法少女はさらに敵意をむき出しにしてまくしたてる。
「あんだよ!?文句あんのかよ?あたしは『美樹』杏子だ!あんた、暁美・・・ほむら、とか言ったか?ここはアタシらのテリトリーだ。痛い目に遭いたくなければさっさとそこの金髪連れて帰れよ!」


ほむらはまた冷静に言う。
「まぁ、美樹でも佐倉でもどっちでもいいわ。悪いけどここは豊郷町と風見ヶ丘の境界だし、多分ここは私たちのテリトリーね。何より今回の魔女は今までとは訳が違う。あなたたちには無理よ。私たちが狩る。それと、美樹さやか。」

ここでほむらはさやかの方を見た。
「鹿目まどかはどこかしら?あなたなら知っているわよね?」

「鹿目・・・まどか・・・?は?誰それ?あんたさぁ、さっきから訳の分からないことばかり抜かしているけど、本当に痛い目に遭いたいわけ?」
さやかはついに敵意をむき出しにして言う。

「あなた、本当に鹿目まどかを知らないの?本当に知らないの?」
ほむらは食い下がる。

事情が読み込めず黙って3人のやり取りを聞いていたリッカも、さすがにまずそうだと思った。
「ほむら、ちょっと落ち着こうよ。」
リッカは言った。

「あなたは黙ってて。」
「でも・・・。」
「黙ってて!」
ほむらはリッカを黙らせる。

さっきまで冷静だったほむらの顔にも焦りが浮かんでいる。

その時、杏子が叫んだ。
「テメェさっきからごちゃごちゃうるせぇぞ!!言ってわからないなら力づくでわからせてやらあ!」

杏子は手にしていたたい焼きを口に入れると、槍を構えてほむらに襲いかかる。

「危ない!!」
リッカは思わず叫ぶと、ほむらの前に飛び込んで大剣で槍を受け止め、弾き返す。

「何だよ?金髪?お前まさかこのキチガイの味方するんじゃねぇんだろうなぁ?」
杏子はリッカを殺意に満ちた瞳で睨みつける。

「何よ金髪金髪って・・・私には芳野リッカっていうちゃんとした名前があるわよ!!」
リッカも負けじと叫んだ。豊かなブロンドの髪の毛はリッカの自慢ではあったが、実のところ金髪金髪と呼ばれるのがリッカは一番嫌だった。

「うるせぇ!金髪は金髪だろが!違うか!?・・・お前、新米か?・・・礼儀がなってねぇな。お前みたいなバカは・・・痛い目に合わせるしかねぇなぁ!!」
杏子は槍を閃かせてリッカに跳びかかった。

「リッカ!!」
ほむらは杏子とリッカの間に割って入ろうとしたが、そこにさやかが現れた。

「あんたに相手は私だよ。」

かくして、魔法少女同士の戦いが始まった。




ガキーン!!
リッカの渾身の一撃が、杏子の槍の穂先を根元から断ち切った。

「へぇ・・・。力だけは強いみたいじゃねぇか。金髪さん?」
武器を壊されたというのに、杏子は余裕に見えた。一方のリッカは肩で息をしている。

壊れた槍を投げ捨てると、また新しい槍を取り出し、リッカに襲い掛かる。

リーチの長い杏子の槍はリッカを追い詰めていた。リッカは防ぐのでやっとだ。

「てめぇ!チャラチャラ踊ってんじぇねえぞ!!」
杏子は槍を多節棍に変形させて、リッカの足を払った。

「あうっ!!」
足をすくわれてリッカは転倒する。

「もらったああ!!」
そこにジャンプした杏子が槍を構えて跳びかかってきた。リッカを串刺しにするつもりだ。

咄嗟にリッカは横に転がって杏子の槍を避けたので串刺しになるのは免れた。
だが、杏子の槍の巨大な穂先はリッカの脇腹に傷を負わせていた。

脇腹の傷口から流れ出た血が、白い清楚な上衣を赤く染めていた。
串刺しにはされなかったとはいえ、かなりの重傷だ。

これまでに経験したことのない痛みにリッカは剣を支えにしながら歯を食いしばって立ち上がる。
無意識のうちに傷口に手をかざすと、痛みが消え、傷はふさがれ、衣装は元通りになっていた。


「・・・はぁっ・・・はぁっ・・・勝負はまだまだ・・・これからよ!!」
荒い呼吸をしながら、リッカは杏子に向かって言い放った。


「へっ・・・やるじゃねぇか・・・面白れぇ・・・!ブッ殺してやるぜ!」
杏子はペッと唾を吐くと、槍を構えなおしてリッカに突進した。


「やあっ!!」
槍がリッカの腹を刺し貫く直前で、リッカはジャンプして空中で一回転すると、なんと槍の上に飛び乗った。

「何っ!?・・・がはーっ!!」

杏子の顎をリッカは思いきり蹴飛ばした。杏子は吹っ飛び、槍を取り落す。
リッカは剣を投げ捨てると、杏子に殴りかかった。

「て・・・てめぇ・・・何しやがる!!」
杏子は殴りかかってきたリッカに対し、自分が魔法少女であることも忘れて拳で応戦した。

かくして、結界の片隅で2人の魔法少女は殴り合いの大げんかを始めていた。





「・・・速い!!」
ほむらは息を呑んだ。ほむらの戦い方は時間停止能力を使った攻撃だ。だが、さやかの高速移動は尋常ではなかった。
得意の戦い方を封じられたほむらは、超高速移動を駆使して斬撃を浴びせてくるさやかに苦戦を強いられていた。

「遅い遅い!!」
ほむらは両手に魔法で強化されて金色になった短機関銃を構えて弾幕を張り、さやかに近づかれないようにしようとしているが、
さやかはアクロバティックな動きで弾幕を掻い潜る。しまいには接近を許し、両手の機関銃を切断されてしまった。
ほむらが後ろに下がるのがあと少し遅かったら、ほむらは両手首を切断されていただろう。

「くっ・・・。」
ほむらは新しく盾からアサルトライフルを取り出して構える。

だが・・・。
「うりゃーっ!!」
「ぐふっ!」
気合いと共にさやかの蹴りがほむらの腹にヒットし、ほむらは壁まで吹き飛ばされ、壁に激突して崩れ落ちた。

「まだやる?」
さやかはぐったりとしたほむらの首筋に刀を突きつけた。



「ほむら!?」
ほむらが吹っ飛ばされ、刀を突きつけられているのがリッカの目に入った。

「よそ見してんじゃねーぞ!?」
「ぐぼっ!!」
そこに杏子の渾身の一撃がリッカの腹に炸裂する。リッカはその場に崩れ落ちた。


杏子はリッカをほむらの近くに放り投げた。
「・・・大丈夫・・・?リッカ・・・?」
ぼろぼろのほむらがリッカの肩をゆする。

「・・・大丈夫・・・。」
どうにかリッカは返事をする。

「終わりにするか?それともまだ続けるか?」
2人ののど元に槍を突き出して杏子が尋ねた。