二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
シノ@ようやく新入社員
シノ@ようやく新入社員
novelistID. 4938
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

お悩み解決戦線

INDEX|16ページ/16ページ|

前のページ
 

「……部の問題をうっかりおまえに口を滑らせたのが、俺の失態になっていないといいんだがな」
『誰にも言えなくて困りきってたくせに〜』
 偶然にもマネージャーがストーカー行為に及んでいると知ってしまった剣道部員は、やはり話すべきではなかったのではと、後悔の念が沸き上がってくる。
 だが、事が公になれば剣道部全体の問題になってくるし、大会前に処理しておきたい緊急事項でもあった。
 そして、情けないことに自身だけで解決できる問題ではないことも、スコールは自覚していた。
『オレ的には、人付き合いをことごとく避けようとするスコールがやっとこさ始めた剣道部だから、全力で応援するつもりなんだけど』
「応援したいなら、全力で何もしないでくれ」
『ソレもしかして、オレに死ねって言ってる?』
 大袈裟な、と思ったが、バッツなら爺さんになっても騒がしいままの気がして、妙に納得してしまう。
『バッツーッ! なぁにやってるっすか! 帰るっすよーッ』
『うお、置いてくなよ。今行くって』
 じゃあな、と切られた電話の向こうから、ティーダの声が僅かに耳に届く。
「……だから、関係のないやつを巻き込むな……」
 自分が口を滑らせた結果を垣間見て、スコールは力なく項垂れた。