二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

Wizard//Magica Infinity −7−

INDEX|14ページ/15ページ|

次のページ前のページ
 



「え、ここは?」



気がつくと、俺はいつもの見滝ヶ原の公園に立っていた。
風の音や噴水の音が聞こえてくる。
だけど何かが足りない。

あ、そっか。
人の気配が無い。

周りを見渡しても、人っ子一人もいない。
いや、その前に俺はなんでここにいるんだ?
あれ…俺は今の今まで、何をしていたっけ…。

たしか…杏子ちゃんから生まれたウィザードリングを使って…美紗を救って…



「あれに…ワルプルギスになったんだよな…なのに…どうなってるんだ?」





−やっと会えたな、操真ハルト−




「え?」



絶句した。


何故かって?


気がつけば目の前に人が立っていた。
つい先ほどまで、周りには誰も居なかった。


そして、目の前の男は俺の姿をみて笑っていた。


俺の前に突然現れた人物。


奴は、他の誰でもない。


『俺』の姿をしていた。




「お前…誰だ」


「俺は…お前だ。操真ハルトだ」


もう一人の俺。




どこからどう見ても俺だ。



そして奴は、ドライバーを出現させ、右手の中指に見たことのある指輪を装着している。


「お前……それは杏子ちゃんのっ!!!!」


「そう、俺自身のものだ。変身」

ゆっくりと…ドライバーに指輪をかざす。

「『フレイム』ドラゴン!!『ボォーボォー!ボォーボォーボォー!!』」





「さぁ…ショータイムだ」


「うっ…!!」





もう一人の俺は変身し、両手にウィザーソードガンを抱えて俺に一歩、また一歩と近寄ってくる。





答えろ…お前は一体なんだ。


お前は俺の何なんだ!!





「答えろ!!もう一人の俺!!」

「言ったはずだ、俺はお前自身だと。そして受け入れろ…絶望を!!」


俺は、戦わなくちゃいけない。

最大の『敵』と。

最後の敵…それは



紛れもない…『俺』自身だった−−−。




作品名:Wizard//Magica Infinity −7− 作家名:a-o-w