二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

馬鹿野郎1

INDEX|1ページ/1ページ|

 
清々しやしたぁ
あんたがいなくなってくれて

これで副長の座は俺のもんでさぁ

この席をずっと狙ってきた。
近藤さんの隣の席。
真選組の副長という席。

嬉しいはずなんでさぁ

ウザい奴もいない
副長になった

こんなに嬉しいはずなのに、
心から喜べない

姉上が好きになった気持ち
今なら判る気がしますよ

マヨラーでニコ中のあの人の人気の理由
今なら、判る

あぁ、
俺も、きっと好きだったんだ

あの人のこと

姉上の「好き」とは違うけど
きっと好きだったんだ。

餓鬼の頃から、喧嘩ばっかりだったけど
好きだったんだ


近藤さん、泣いてたな
ザキも、旦那も、チャイナも、眼鏡も、その姉貴も
みんな泣いてた。

思い出したら俺まで泣けてきた

みんな、あんたのこと
大好きだったんでさぁ

何であんたは逝ってしまったんでさぁ
みんな、悲しむのはわかっていたでしょう?


あんたは馬鹿だ、阿呆だ
俺を守って死ぬなんて
俺は、強いんでさぁ、強くなったんでさぁ
あんたの背中を追っかけて
越すことは無かったけど、それでもあんな奴等には負けない強さだった
なのに、あんたは俺を守った

馬鹿

あんたは何故、守ったんでさぁ
作品名:馬鹿野郎1 作家名:じゃす