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銀魂 −アインクラッド篇−

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・・・

「お兄ちゃ〜ん、明日菜さん迎えにきたよ!」
「ッ・・・もうそんな時間?あぁ!!今行くよ!!」

―――俺はヘッドホンを取り外し、パソコンのキーボードの横に置いた。
妹のスグの声が下の階から聞こえてくる。
もう通学の時間か。つい、調べ物に熱中しすぎてしまった。

俺はすぐに制服に着替え、ぴょこんとはねた髪を治し、昨日のうちに用意しておいたスクールバックを片手に階段を降り、玄関で靴を履く。すると、リビングからスグがやれやれと手を振りながら出てきた。

「もうお兄ちゃんったら。毎日ギリギリなんだからもう少し早く準備したら?」
「準備は毎晩しているよ。じゃ、行ってくる」
「いってらっしゃ〜い・・・ふぅ・・・今日は開校記念日で学校も休みだし、昨日の『ゲーム』の続きでもしようかな〜」

家を出る瞬間にスグが何かを言っていたみたいだが、そんなことより明日菜を待たせているのはまずい。
玄関を出て道に出ると、後ろ姿の彼女が立っていた。
栗色の髪を風になびかせ、空を見ている。

「あっ・・・」

こちらに気がついたのか、彼女は栗色の髪とスカートをふわりとなびかせながらこちらへと振り返る。

「おはよう、キリト君」
「おはよう、明日菜。・・・今日もちょっと遅れた。悪ぃ」
「いつものことでしょ?ほら、早く行こう!」

明日菜は急に俺の右手を引いて歩き始めたものなので、思わず変な声を漏らしてしまった。
俺は手をつないだまま、彼女が見ていた空を見上げた。

雲ひとつない、綺麗な青空だ。

「どうしたの?キリト君」
「別に・・・ただ、ちょっと空を見ていただけ」
「ふふっ!私も見ていたよ」


本物の空は、どこまでもつながっている。



いつまでも・・・


どこまでも・・・


これからも―――。






銀魂 ―アインクラッド篇― 『完』