タイトル未定①
少しずつこっち{時空管理局}の生活に慣れてきた。
今日は時空管理局のリンディー提督に挨拶に行ってきた。
クロノ執務官にもお会いしてきた。
やっぱりあの人もすごい魔力だ。
私ももっと練習して強くなろう。
・・・・・新暦65年4月xx日・・・pt(プレシア・テスタロッサ)事件は高町なのはさん、嘱託魔道師フェイト・テスタロッサさんの協力により解決した。
“ジュエルシード”によりいろいろな人の運命を狂わせた。それは私も例外ではなかった。
この話はまた今度詳しく書くことにしよう。
その時お世話になったリンディー提督の計らいで時空管理局のフォロースタッフの一員として働き始めた。
もちろん勉学も必要だということで第97管理外世界。現地名称“地球”という惑星でなのはさんたちと一緒に勉学に励むことになった。
ーーーー動き出した日々ーーーー
今日の時間割は....
「なのは。次移動教室じゃなかったっけ?」 たぶん次は図書室に集合だった気がする。
「そうだっけ?じゃぁ行こっか。すずかちゃん、アリサちゃん、リレアちゃん」そう言うと私の手を握って歩き出した。
授業といってもほとんど自由時間のある授業だ。私は愛機“エストノート”を使い調べ物を始めだした
ーーーーー
(なんか教師が言ってるけど・・・まぁ良いよね。エスト。)[私は気にしませんが] 私は調べ物をしながら愛機に話しかけた。
(リレアちゃん。話を聞いてないと先生におこられるよ)なのはから念話が届いた。
まぁ少しは聞かなくては、聞き逃しは避けたい。
(わかったよ。なのは。)
そうこうしてる間に“エストノート”の検索が終わった。
やはりこの図書館の蔵書ではいまいち情報がたりないらしい。
この市の図書館の蔵書でも“ロストロギア”の情報はなかなか出てこないらしい。ただそういった蔵書が出てきたら、私が無限書庫に転送することになっている。
とはいっても、全然出てこないのだが、というか出てきたら危険すぎるし基本的にほかの魔道師達も捜索してきてはいるので
ちょっとやそっとで出てこない代物なのだが・・・・・・・っとそろそろ授業が終わるな。
お昼休みになり、みなで屋上に上がることになった。
私のお弁当はいつもエイミーさんが用意してくれているが、さすがに気が引けるなと思い始めた。
(エスト、久々に料理でもする?) [何をつくりますか?]そう言いながらエストがレシピ一覧をだしてくれた。
さてなに作ろうか・・・エイミーさんと相談しよう・・・。
夜、私は管理局に呼ばれ、各地で発生している“リンカーコア”消失事件の捜査を開始した。
もちろんエストも一緒だ。私の愛機“エストノート”は古代ベルカ式ではあるものの、かなり新しい時代のものらしく“近接”ではなく“砲撃”、中距離戦闘に重きを置いたデバイスらしい。
一応近接も使えるが私の能力的に少し相性が悪い。
形状は基本形態はボウガンというものに近いらしい。形状変化によりランサーモードは使用できるが私は基本使わない。
“CVK-792 ベルカ式カートリッジシステム”を使用し砲撃を行うのが私の戦闘スタイルとなっている。
普通ベルカ式はミッド式とは違い遠距離や広範囲魔法をある程度度外視して対人戦闘に特化した体型なのだが、私のエストはミッド式に近い物がある。
元はボウガンフォームではなくランサーフォームが主な使用方法だったらしいのだが・・・・・・私が苦手なのである。
突然、局全体に緊急事態のアラートが鳴り響いた。味方からの援護要請のようだ。私もエストと一緒に現場に向かった。
もちろんいつものメンバーも一緒にだ。
敵対している相手は3人。どれも私と同じベルカ式だった。それもかなりの凄腕。騎士、戦士を彷彿とさせる腕前だった。
(私もさすがに本気にならないとだね)[わかりました。マスター。私も全力で行きます。]エストばかりに無理をさせるわけには行かない。
向こうは3人、こっちは10人。戦力的には・・・・さすがにきついかな。
[マスター。砲撃がきます。]エストの声が飛ぶ。私は半ば無意識にシールドを展開していた。
重い砲撃だ。私は魔力を少し上げガードに専念した。
(前に出すぎた。後ろから重砲撃をします。皆さん合図で散ってください。)私は念話でみなに話しかけた。
私の最大火力、多重式収束魔導砲“デュアルシュートスフィア”は消費が激しいがこのメンバーなら大丈夫だろう。
[マスター。カウントを開始します。5、4、3、2、1、]
私は砲撃に集中していた。その時エストが叫んだ[マスター。砲撃来ます!!緊急回避!!]
私はとっさに反応できなかった。3人のうちの一人がチャージ中の私に砲撃をしてきたのだ。
[マスター。撃って!]エストの声により、私は建物が崩落する中“デュアルシュートスフィア”を撃った。
その砲撃は敵には直撃せず結界だけをを破壊した。
(は・・ずした・・・・か・・・・・・・・・・。)
そして崩落する建物の中私の意識はそこで途絶えた・・・・。
次に目が覚めた場所は時空管理局の医務室だった。
「目が覚めたかね?気分はどうだい?」そう語りかけたのは医務室の先生だった。
私は軽く首を回した後、「はい。多分大丈夫です。」と先生に返した。
「そうかい。でも無理は禁物だよ。今はゆっくり休んでおくこと。いいね。」そういうと先生は扉から出て行った。
(そっか。私墜されちゃったのか。ごめんねエスト。)私は心の中でエストにわびた。
後から聞いた話なのだが、エストノートは“デュアルシュートスフィア”発射時に無理な体勢が祟り、フレームが歪んでしまい、パーツの換装が行われるらしい。