二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
霧ヶ崎 伽耶
霧ヶ崎 伽耶
novelistID. 50356
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

タイトル未定②

INDEX|1ページ/1ページ|

 
ーーーーーーー 迷いという名の闇ーーーー


入院してまもなく。私の隣のベッドになのはが入院してきた。
例の魔道師がなのはを襲ったらしい。幸い大事には至らなかったが、襲われた魔道師たちのように“リンカーコア”が持っていかれた。
フェイトによると、魔道師の一人と交戦しその際その人は、ベルカの騎士シグナムと名乗ったそうだ。
そして、魔道師が所持していた“ロストロギア”は“夜天の書”。別名“闇の書”と呼ばれる第1級捜索指定失物だった。
その“闇の書”は昔は普通の魔道書だったのだが、悪意ある改変により“魔力暴走”を起こしたり、最終的には“術者が亡くなれば白紙に戻り、
また新たな術者のところに転生する”という厄介なものだった。
そして“闇の書”の魔力、魔法資質を集めるために“リンカーコア”を集めているみたいだ。
私が考え事をしていると、隣からもぞもぞと物音が聞こえた。
(なのはが目を覚ましたみたいだ。フェイト、今から来れる?)私はフェイトに念話で話しかけた。
少し間があいてから、(今向かってるよ)と返事があった。
「なのは、体調大丈夫?」私は少し心配になったので問いかけると、
「にゃはは。多分大丈夫だよ。」そう言いながら笑顔を作っていたが少しばかりかげりを感じた。
さすがにショックだろうな・・・・。


しばらくしてフェイトが病室にやってきた。
「なのは大丈夫?」フェイトは走ってきたのだろう。かなり息が上がってる。
「大丈夫だよ。元気、元気」上半身を起こした状態で、体を動かしていたが、少しきつそうだ。
さすがに友人の再会に水を差すのは野暮だし少し外に出ておこう。
私は病室を後にし、アルフとユーノに会いに行った。
「リレア。もう歩いても平気なのかい?」私をいち早く見つけたアルフは心配そうに声をかけてきた。
ユーノも心配そうに見ていた。
「大丈夫だよ2人とも。心配してくれてありがと」お礼を言うと私は彼女らの隣に座った。



ユーノの話だとなのはを倒した敵も私がやられた人と同じハンマーを持った子だったらしい。
やはりベルカ式でカートリッジによる魔力補助をしていたらしい。
フェイトの“バルディッシュ”も破損状況が酷く、今日明日中に修理が開始される。
私のエストも明日には修理が終わるみたいだ。

エイミーさんから聞いた情報で
1つ目は、今回の事件で魔法動物もたくさん襲われているみたいだ。
やはり“リンカーコア”さえあれば何でも良いみたいだ。
2つ目にデバイスのほうも順調だそうで、エストは予定通り明日には帰ってくるらしい。
3つ目に“バルディッシュ”と“レイジングハート”にカートリッジシステムを取り入れることになり、
カートリッジは局の方で支給されるらしいがすぐには慣れないだろうということで、私が少しではあるが使い方を教えることになった。
戦技教官はさすがにはじめてだ。


修理後使い方を教えるにあたってさすがに私も勉強せねば。修理が終わって私の元に返ってきたエストと一緒にトレーニングルームに移動することにした。
戦闘時に重要な点は“カートリッジロード”とそのタイミング。
戦闘の状況によっては攻撃途中にロード可能なものと、先にロードしておくものがあるためだ。
「エスト。“カートリッジロード”モードランス!」[ロードカートリッジ。ランサーモード]
さすがになのはに砲撃戦は挑めない。ましてフェイトに格闘戦では勝ち目がない。でもカウンターなら私のほうが有利だ。
私のほうも久々の近接カウンターだ。
それにしてもベルカ式らしいデバイス形態をとるのは久々だ。
午前中は接近戦闘の練習。午後からはクロスレンジの練習。
今日はこのくらいにしておこう。
作品名:タイトル未定② 作家名:霧ヶ崎 伽耶