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霧ヶ崎 伽耶
霧ヶ崎 伽耶
novelistID. 50356
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タイトル未定⑤

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ーーーーーーーーーーー私の友達、守りたい仲間。ーーーーーーーー
私は皆との温泉旅行の帰りに久々に実家に帰った。
「ただいま、母さん。ちょっと時間があったから久々に帰ってきたよ。」
私は実家の菜園で作業をしていた母さんの前に立った。
「お帰り。今日はこっちに泊まるのかい?」
「うん。そのつもりだよ。ただちょっとだけ森の方に行くけどね。」
私は実家から少し離れた森に向かった。
「エストはここ来るの初めてだっけ?」
[初めてです。ここには何をしに来たのですか?]
「私の昔からの親友に、お願いをしようと思ってね。」
そう。私はカリンに会いに来たのだ。

私の実家の近くには、未だ手付かずの自然がたくさん残っている。
たとえばそう、私のお気に入りの場所、そしてカリンのいる場所。
「久しぶりだね。カリン元気にしてたかい?」
私が彼女にそう聞くと彼女は近くにあった木をつたい、私の胸に飛び込んできた。
彼女は言葉は通じなくても、私に一生懸命話をしてくれる。
(あの時もそうだったもんな。)
久々に戻ってきた私の顔を彼女は一生懸命舐めていた。
私もうれしくなり、彼女の頭をやさしく撫でた。


「ちょっとわたしの手伝いをしてもらっていい?」
私は彼女にそう語りかけた。
彼女は一旦不思議そうな顔をしたものの、頷いてくれた。

私は彼女“カリン”を連れ、本局に戻ることにした。もちろん人間形態で、である。


本局に戻り、まず私はカリンを連れ艦長室に向かった。
「リレア、ただいま休暇から戻りました。」
私は艦長に説明を終えるとカリンを入室させた。
「本日よりリレアの手伝いとして呼ばれたカリンです。」
私はカリンの説明を軽くし、艦長室を出た。



//////カリン視点///////

私の故郷はとある管理外世界の森だった。
リレアから聞いた話なのだが。私はとあるロストロギアがもたらした時空干渉でリレアのいる世界に飛ばされてのだ。
そこでリレアに会い、いろいろお世話をしてもらいながら、仲よく遊んだ。
時には怪我もしたけど大体いつもリレアが治してくれた。
「私の手伝いしてほしい。無理にとは言わないけど、お願いしたい。たぶんというか、かなり大変な、しかもけがもしちゃうし・・・。」
この間リレアが久々に帰ってきたときにそう言われた。
ただ、そういいながら少し気まずそうな顔をしてた。
「わたしのが手伝いたいんだ。だから・・・そういう顔しないで・・・ね?」
私自身リレアにたくさんのものをもらった。その恩返しのできる機会ないもんね。

カリン視点end



私はカリンと皆のいるホールに向かった。その最中、アルフに出会い一緒に行くこととなった。
「へ~あんたが、リレアの使い魔かい?」
「っは・・はい。時空管理局ロングアーチ所属カリンであります。」
「私はアルフ。フェイトの使い魔で、リレアの同僚だ。」
軽くあいさつしながら。ホールに向かった。
皆に紹介した後皆がカリンの歓迎会をしたくれた。その最中、私は、アルフに呼ばれ、少し外に出た。
「で?どうしたの?」
「とりあえず、時間があんまりないから、単刀直入に聞く。あのカリンって子普通の猫なのかい?」
私はいきなりのアルフの発言に驚いた。もともとカリンはこの世界の動物では。ただ普通の人には猫にしか見えない。なのに・・・・。
「その顔はやっぱりそうなのか。同じ使い魔としてはちょっと雰囲気の違いっていうのかい?そんなのがあったからねぇ。」
(さすがは伊達に長く使い魔をやっているだけのことはある。)
私はそんなことを思いながらカリンとの出会いについて軽く話した。


少し話していたつもりが、2,3時間以上話し込んでいたみたいだ。
作品名:タイトル未定⑤ 作家名:霧ヶ崎 伽耶