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霧ヶ崎 伽耶
霧ヶ崎 伽耶
novelistID. 50356
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タイトル未定⑦

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ーーーーーーーーーーーーーーーー襲撃者再びーーーーーーー


カリンとともになのはの保護を兼ねている捜査本部に来たのは明朝だった。
本局から地球へは転送ポートを2回ほど使用しないといけないし緊急でなければこれない。
なので中継ポートまでを船で、ポートから地球までというよくわからないルートを通る羽目になった。
「遥々ようこそ、っていうのもへんかしれねぇ。」
そういいながらリンディー提督は私たちを迎え入れてくれた。
「いえ。こちらこそ向かうのが遅くなり申し訳ないです。」
「話は伺っています。その子のこともあったのだし別にかまいませんよ。」
そういいながら微笑んでいた。

こっちに来るのも久しぶりだ。
最近は本局に出ずっぱりだったためこっちにも戻ってこれていなかった。
学校のみんなには実家のほうの用事と言ってはいるが・・・・大丈夫だろうか?
そうこう考えているうちに、学校についた。
(まずは先生にあいさつに行かないといけないかな?)
[そうですね。連絡なしだとびっくりされてしまいますからね。]
私は職員室につくと先生に今日からはまた通えるようになった事と、途中で授業を抜けることがあるかもしれないということを伝えると先生は少し複雑そうな顔をしていた。
「何が起こるかわからないけど、先生に手伝えることがあったら迷わず言ってね。」
そういいながら私の頭を撫でてくれた。


職員室を出るとなのはとフェイトが待っていた。
「リレアちゃんおかえり~みんな待ってたよ。」
そういいながら私の手を握り思いっきり振りはじめた。
「リレア、カリンはどうしたの?一緒じゃないの?」
いつも一緒にいるカリンがいないのを不思議に思ったのかフェイトは周りをきょろきょろし出した。
「学校のときはお留守番だよ。アルフさんと似たような感じかな。」
「でも、カリンぐらいの伸長なら一緒に通っても大丈夫だと思うけど?」
そのときわたしは少しだが嫌な予感がした。
フェイトをこの学校に入学させたリンディー提督のことだ、今回も何が起こるかわかんない。
そう考えながら教室に向かうと案の定カリンが私の席の隣に座っていた。
「やっぱり・・・・。」
三人同時にそうぼやいた。
[予感が的中しましたね、マスター。]
(これはなんというか・・・:)
「リンディーさんってたまにこういうサプライズしてくださるよねぇ」
そういいながらなのははカリンの頭をわしゃわしゃとなでていた。


ホームルームの初めに先生からカリンのことをクラス中に紹介され、みんなから質問責めにされていた。
(カリン助けいる?)
私はカリンにそう念話で話しかけると彼女は思いっきり頭を縦に振った。
(やっぱり・・・・;)
みんなの意見は共通だったようで、私たち3人でカリンの席に向かった。
それから数分後カリンは質問責めから解放されとっぷり疲れていた。
「助かったよリレアぁ。」
「フェイトちゃんに感謝かな前回の経験で結構速かったよね~」
フェイトも、転向初日に同じことがあったのだ。
「私もアリサとすずかに助けられたから。」
少し照れながら、そう言った。
授業が終わり昼休みになり、わたしとカリンとなのはたちでお昼を食べることのなった。
もちろん屋上のいつものスペースで、だ。
今日の昼食は私の手作り弁当だ。
いつもはエイミーさんとリンディーさんがやってくれるのだが今日は少し無理を言って自分のを作らせてもらった。
「あれ?リレアちゃんのだけメニューが違う気がするけど、どうしたの?手作り?」
そういいながらなのはが覗いてきた。
「そうだよ~。ちょっと無理言ってつくらせてもらったんだ~」
そう言いながらわたしは、自分で作った卵焼きを頬張った。
久々に作ったものの、いつも通りの味で少し安心した。
戦いの中で失いかけてた日常を感じていた。

このころから第23管理世界でちらほらとロストロギア関連の情報が提供された。
ただあまりにも少ない情報量のなか少し厄介なのもが見え隠れしていた。

地球のほうでは守護騎士にリンカーコア収集されるという事件が継続して発生していた。
もともとは私も捜査に協力はしたが、私自身別件の捜査で忙しくなりそちらに捜査協力できなくなっていた。
時期的にはそう。フェイトの裁判の判決がでて少し経った頃。私が撃墜された時期と同時期にとある依頼から事件が始まった。
作品名:タイトル未定⑦ 作家名:霧ヶ崎 伽耶