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ラウンディ
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遊戯王LEYZER~レイザー~ 第1話 『希望』

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少年「だ・・・大丈夫ですかっ!?」

不良に絡まれていた少年が、不良が俺に集中している間に手から離れて、こっちへ走ってきた。

pot「大丈夫だ。安心しろって。少年、あのカード、君にとって大事なものか?」

少年は不良が持っているカードを見て、言う。

少年「あれは父さんからもらった大事なカードなんだ・・・絶対に取り返す」

少年はそう言って、不良の方へ歩む。
俺は少年の肩をつかみ、引き寄せる。少年は体重が後ろにかたより尻餅をつく。
仕方ない。

pot「おい、不良」

俺は立ち上がって不良を睨む。

不良「ぁんだよ?」

pot「こっちこい」

俺は不良に背を向けて商店街の道の真ん中に立ち、振り向く。
不良はついてきて、俺の少し後ろに立っている。
ホープと由佳はあいかわらず心配そうにこっちを見ている。
俺は不良をキッと睨みつけ、口を開ける。

pot「俺とデュエルしろ。できるだろ?デュエル。お前が勝ったらそのカードを好きにしていい」

そう俺が言って少年は目を大きく開く。

pot「でも俺が勝ったら、そのカードを返せ」

不良「ほぅ・・・だが条件を付け足してもいいか?」

俺は首を縦に振る。

不良「俺が勝ったら、お前とそこの男と女の持つカード。すべてもらう。その代わりお前が勝ったら俺のカードをすべてやるよ。
   この条件も付け足すならデュエルしてやる」

それを聞いてホープと由佳が驚き、こちらを見つめる。
どーせ、そこの男と女、ってのはホープと由佳のことだろう。
不良の方も、多分俺を知っているだろう。こんな条件を出してくるんだ。
俺もこの街では【一度も勝てないデュエリスト】って有名だからな。
そんな俺がデュエルを条件付きで申し込むんだ。
普通はデュエルを受ける。

【一度も勝てないデュエリスト】がデュエルを挑んだ。って噂を聞きつけて周りの奴らが集まってくる。
あっという間に俺と不良を囲むように人が集まった。
俺がデュエルをするって言って人が集まってくるのはいつものことだが
こんなに大人数集まるのは初めてだ。
ホープと由佳も困惑してる。

見てるギャラリーの人たちは、Leferpotが勝ち目が無くて絶望しかないデュエルを挑んだ、とでも思ってる。

でもホープと由佳はこっちを「信じてる」って感じで見てくる。

pot「わかった・・・その条件で大丈夫だ」

・・・俺は昔からこう思っている。

絆は、仲間と紡いで作るもの。
奇跡は、掴み取るもの。

じゃあ希望はどうだ?


pot「デュエルだ」








希望は、創りだすものだ。








ToBeContinued.....





【次回予告】
デュエルします



《キャラクター紹介》

・Lefer(リファー)pot(ポッツ)   
 このキャラのモデルはゲーム実況グループである、F.H.M.G.の一人。
 運命町生まれ、運命町育ちの中学二年生。デュエルは大好きだが、一度も勝った ことがない。
 由佳とホープとは唯一無二の親友。すこしめんどくさがりな正確だが、人を助け よう。とする気持ちは誰にも負けない。

・ホープ     
 このキャラのモデルはゲーム実況グループである、F.H.M.G.の一人。
 運命町の隣街で育った。隣町では有名な不良だった。
 今は普通の男子中学生。隣町で不良として何をしてたかpotと由佳は知らない。
 デュエルの腕は、かなり上級。

・霧崎(きりさき)由佳(ゆうか)    
 このキャラはこの小説のオリジナルキャラクター。
 運命町生まれ、運命町育ちの中学二年生。デュエルはルールを知っている程度。
 potとは幼稚園のころからずっと同じクラス。ようするに腐れ縁。ホープとも仲がいい̀