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爪切り

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パチン、パチン…

心地いいとさえ思えるリズムで切られていく足の爪。他人に爪を切られるなんて子供の時以来…というよりも初めてのことかもしれない。
足から伝わる体温は熱く、風呂から出てそんな時間がたっていない錯覚に陥るが、この人は僕と同じ時に入って30分ぐらい前には服も着て寝る準備ができていたはずだ。なんでこんなに熱いのかはわからないけど、この体温で包まれると幸せな気持ちになる…。

「ん、足終わったから手貸して」

「手は自分でできますよ」

「俺がやりたいのー、それに…」

「?」

「ヤッてる時、背中に詰めたてられると痛いのは俺だし」

「ふぇぁっ!///」

先生は何言ってんのwとクスクス笑いながら僕の右手を取って爪を切っていく。笑いながらも僕の指を切らないように真剣に切っている姿をじっと見るしかできなかった


「はい、全部終わったよ」

「ありがとうございます」

「いいよ、俺がやりたかっただけだし…」

「でも、切ってくれたのは先生ですよ。僕もそろそろ切らなきゃって…」

その後の言葉は先生の人差し指によって塞がれた。驚いて続きを言えない僕に先生はキスをする。薄く開いていた唇の間から入ってくる先生の舌は熱く、いつもより激しく口内を暴れる。舐められたり吸われたり、角度を変えながらしてくるキスにはいまだに慣れてない僕の口からは二人分の唾液と僕の荒い息がこぼれる

「ん、んっ…ふ、はっ…んむ…せ、んせ…ぇ」

「んー、いつもよりもやりすぎちゃった」

ごめんね。なんて謝ってくる先生に縋り付くように抱きつくと頭をポンポンと撫でてくる。一定のリズムで聞こえてくる先生の鼓動と体温で僕はすぐにでも夢の世界へ飛びだてそうだった。





「…パク、あのさぁ…」

「んぅ…なんですか…?」

「今度からはちゃんとちゃんと切ってよ?」

「はぁーい」

(また先生が切ってくれるんだったら切らなくてもいいな)
作品名:爪切り 作家名:涼菓