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ここはどこですか?(三つ子の二次元トリップ) 1

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1(リネ)

こんにちは。ウチの名前は「理音」…リオンじゃなくて、リネだよ!

三つ子の真ん中の女の子。

お姉ちゃんや妹よりも強気で、ちょっと怒りっぽいかな。

でも、厳しさって必要よね~?

「お姉ちゃん、部活行ってくるね」

「は~い」

妹の「ルリ」がウチの部屋のドアの隙間から小声で言った。

日曜なのに、吹奏楽部のルリは大変だなー。今日はウチのバレー部はないからな。

「コト姉ぇ(ことあねぇ)は、まだ寝てるみたいだから静かにしてあげてね?」

「アイツまだ寝てるの~?!
 もう8時だよね?!」

「リネ姉ぇ(りねあねぇ)、静かにしてあげっててば」

ルリは優しすぎるのよ。

「バカ姉!早くおきろおおお!!!」

「お姉ちゃん!ちょっとぉぉ!」

ルリの声の方が大きいよ!

「…ふ、二人とも、来て…」

上から泣きそうな声。っていうか、起きてんのか。

アイツ、もしかして布団から引きずり出せっていうんじゃないんでしょうね。

上等だ!!!行って引きずりだしてやるぜ!!!

ウチとルリが階段を駆け上がって、バカ姉の部屋に飛び込んだ。

…っていうか、あれっ?

バカ姉が放心してる。布団から出てる…。

「リネ姉ぇ、あれ、何?」

ルリのおびえた声。うん。無理もないか。

だって…

ウチら3人の前には、奇麗な黄色に光る大きな円が浮かんでいるんだから。

「こ、これ何?」

バカ姉が震えている。こんなの、蹴っちゃえば…

いや、無理だ。なんか怖い。

「こういうのは、無視しとけばいいんだよ」

「駄目!あたしのアイドル激写雑誌がこの中に飲み込まれちゃったの!」

ウチが頑張って冷静に言ったのを、無視するなぁ!

…え、でも、飲み込まれたって。

ウチが近づいていくと、ふわりと体が浮いた。

「ぎゃっ!」

円の中心が光って、びっくりする間もなく

その中へ…。


(^◇^)


ここはどこだろう。

気が付いたら、原っぱに寝転がっていた。

「本当だって!こっちに雷落ちたんだ!」

「そんなワケないやろ。こんないい天気やで?」

切羽詰まった声と、呑気な声が聞こえて、ウチは
飛び起きた。

もしかして、昔の日本に来ちゃったとか。

漫画でよくあるヤツ。さかもとりょうまに会って
歴史を変えちゃったとか…。

ーがさがさっ

ヤバい。原っぱをこえてくる人を見ちゃったら、歴史が
変わっちゃうかも!

ウチがあわてて目をつむると、「あ!」と大声が聞こえた。

「空から落ちてきたのは、雷じゃなかった!
 ジン兄ぃ、宇宙人見つけたぜ!」

「宇宙人って何よ!
 違うから!」

「ぎゃっ!喋った!」

「落ち着け、爆坊」