ここはどこですか? 3
「2033年?!」
「あぁ、そうだが」
アイスをくわえた爆ちゃんが平然と言う。
「それじゃあ、あたしは過去から来たってことに」
「そうなのか。って、ええっ!?」
「…ほんまか。そんなことがあるんやなぁ」
「2033年ってことは。
…爆ちゃん、何歳?」
「今15だ」
「そ、そうなるよね!」
成長してると思ったら。
ん?まてよ。
あたしが今14だから。
お、お兄ちゃんじゃん!
「で、もう大丈夫なのか?」
「うん。大丈夫だよ」
「一応空から落ちてきたんだぜ?」
「うん。そうだけど」
「帰る方法とかあるんか?」
あ!
「分かんないです」
どうしよう。二人の居場所も分かんないや…。
「まぁ、夏休みやし
ゆっくりしてったらどうや?」
お、大人の余裕。すばらしい…!
「そうだね。きっとなんとかなるよ」
タスク先輩がそう言ってくれるなら…☆
「たしかに。宿泊メンバーが増えたからといって
不便なことはおきないしな」
「斬夜くん!ありがとうっ!」
「ぎゃっ!さ、触るな!」
ん?でも、宿泊メンバーって。
「泊ってるんや。まぁ、キャンプってところや」
おおおおおお!!!
「だ、だから、お前一人くらいなら面倒みれるぞっ///」
ふふん。うふふふっ…このツンデレが~っ♪
「よろしくな」
おおっ。爆ちゃんの笑顔いただきました!
やったーっ!
作品名:ここはどこですか? 3 作家名:魔月琴理