すきなかぷ詰め
ラト桜~bkbrチェリー~
「ら、ライヴィスさん…っ」
いつも通り皆さんと話していると桜さんに声をかけられた。
僕と桜さんは一応、恋人…という関係だ。
………まだキスもしたことないけど…。
「どうしたんですか?桜さん」
「あ、あの…私…聞きたいことが…」
少し桜さんの後ろで2424しながらこちらをみている女の子たちや菊さんは気にしないふりをしよう…。
顔を真っ赤にした桜さんは話をつづけた。
「あのぉ……その…ライヴィスさんは…」
その次に桜さんの口から出てきたのは思いもしない言葉だった。
「…私と……えっちなこと…したくありませんこと…?」
「ふぇ…?」
「聞かなかったことにしてくださいぃいいっ」
桜さんはその場から逃げようとする。
さっきまで頭が真っ白だったくせに僕はとっさに桜さんの腕をつかんでいた。
「ま、まってください、桜さん!!」
「ら、ライヴィスさぁん…っ」
泣き出しそうな桜さん。
あぁ、僕は大切な人になんてことをしてしまったんだろう。
「……僕、したくない訳じゃないです…!」
「……なら…き、きすしてくださいませんか…?」
最後になるにつれて声が小さくなっている。
「……かわいいです」
返事が帰ってくる前に桜さんの唇を僕の唇でふさぐ。
きっと僕も桜さんも顔は真っ赤だ。
いつか…ゆっくりでいい。
いつかは二人で繋がれると…いいな
なんて思ってしまう僕はおかしいのだろうか…?
僕はぎゅっと桜さんを抱きしめた。
END