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ストライクウィッチーズss集vol.4

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エイラ「ハイデマリー少佐が来てから、サーニャが素っ気ない気がする」




※この話は劇場版の後、ハイデマリーが再結成した501にそのまま入隊したという設定になっています。

~501JFW新基地~

エイラ「ふんふーん♪」

エイラ(サーニャを誘ってサウナにでも行くかナ)

エイラ「ん?」コソッ

エイラ(サーニャとハイデマリー少佐だ)

エイラ(ナイトウィッチ同士、仲良くやってるみたいだな)

エイラ(って、私は何で隠れて見てるんだ!?)

エイラ「…」

エイラ「とりあえず、一人で行こう…」

~サウナ~

エイラ「…」

エイラ(最近、サーニャとあんまり話してない気がするナ)

エイラ(っていうか、サーニャに会うこと自体、少なくなってる気がするゾ…?)

エイラ(たまに会っても、ちょっと話しただけですぐどっか行っちゃうし…。前は私といることがほとんどだったのに)ムムム…

エイラ(何でだ、サーニャ…。ま、まさか!)

エイラ「私といるのが嫌になったのカーーー!?」

ペリーヌ「…何をお一人で騒いでますの?」

エイラ「あっ!ペリーヌゥ…サーニャが…サーニャがぁぁぁぁぁ!!!」ガバチョ

ペリーヌ「きゃあっ!?お、落ち着きなさいな!サーニャさんが、どうなさいましたの?」

エイラ「サーニャが素っ気ない気がするんだ」

ペリーヌ「素っ気ない…?また以前のように喧嘩をしたわけではありませんの?」

エイラ「違うゾ。あれ以来、喧嘩なんか一回もしてないし」

ペリーヌ「では…ハイデマリー少佐絡みでしょうか?」

エイラ「私もそう思う。きっとハイデマリー少佐の所にばっか行ってるんだ」

ペリーヌ「良いことではありませんか。ナイトウィッチ同士で仲睦まじくしているのですから」

エイラ「でも…」

ペリーヌ「はぁ…。いいですこと、エイラさん。サーニャさんはきっと、ハイデマリー少佐と早く打ち解けるために交遊を深めているのだと思いますわ」

エイラ「打ち解けるために…?」

ペリーヌ「そうです。ハイデマリー少佐はカールスラントの皆さん以外とは接するのが初めてでしょう?それに少佐は、他人とお話をしたりするのが少々不得手と聞いています。ですから、そういった緊張を解す意味でも、サーニャさんが同じ時間帯に出撃するウィッチとしてその役を買って出ているのではありませんこと?」

エイラ「なるほど…。だけど私にベッタリだったサーニャが…」

ペリーヌ「ベッタリなのはどちらですか。少なくとも私には、あなたの方がそう見えますけれど?」

エイラ「な…私がサーニャにベッタリだって!?」

ペリーヌ「ええ。今のあなたを見ていれば、誰だってそう思うはずですわ」

ペリーヌ「エイラさん。あなたはハイデマリー少佐に嫉妬している。違いまして?」

エイラ「わ、私が少佐に嫉妬…?」

ペリーヌ「エイラさん。ズバリ言いますが、あなたはサーニャさんを独占したいと、そう思っているのではなくて?」

エイラ「う…それは」

ペリーヌ「図星、のようですわね」

エイラ「だ、だって…出会ってからずっと一緒だったし。サーニャも私を頼ってくれたから」

ペリーヌ「離れていってほしくない。他の人と仲良くするのを見ていられない。自分だけを見てほしい」

エイラ「…よく解るな」

ペリーヌ「それは…私にも経験がありますもの」

エイラ「経験…。あ、そうか。宮藤が501に来た時か」

ペリーヌ「ええ。そして宮藤さんを見ていて、坂本少佐が何故彼女を気に入っていたのかわかりましたわ」

エイラ「それは?」

ペリーヌ「宮藤さんと最初に模擬戦をした時でした。彼女、坂本少佐の左捻り込みをやってのけたんですの。どうして貴女がと聞くと、坂本さんの真似をしてみただけと言いましたのよ。当時の私は、宮藤さんが坂本少佐に気に入られていたという事だけでなく、彼女が持つ才能にも嫉妬してしまっていたんだと思いますわ」

エイラ「なるほどな。それでしょっちゅう、宮藤に噛み付いてたのか」

ペリーヌ「ですが次第に宮藤さんの持つ才能の大きさに気づかされ、少佐が彼女に一目置いたことにも気づけば納得していました」

ペリーヌ「時折、無鉄砲過ぎる行動が目立ちますけれど」

エイラ「あぁ…。でもそれも宮藤らしさなんだよナ」

ペリーヌ「ええ、本当に。最近だと、次はどんなことをしてくれるのかと少々楽しみでもありますわ」

エイラ「…何て言うか、ペリーヌってさ。宮藤に対して本当に当たりが柔らかくなったよな。それも宮藤を認めたからか?」

ペリーヌ「それもありますわね。さて、話がだいぶ逸れてしまいましたけれど…」

ガチャ

エイラ「あっ、サーニャ!」

サーニャ「エイラ…それに、ペリーヌさんも」

ペリーヌ「ハイデマリー少佐もいらしたのですね」

ハイデマリー「お疲れさま…です」ペコ

ペリーヌ「ところでエイラさん」コソ

エイラ「何だ?」コソ

ペリーヌ「あなた、少佐ときちんとお話しした事がありまして?」コソ

エイラ「う…そう言われると、一度も…。挨拶くらいしかしてないナ」コソ

サーニャ「エイラ、何コソコソ話してるの?」

ハイデマリー「あの、私達…お邪魔でしたか…?」

サーニャ「ほら、少佐が気を遣ってるじゃない」

エイラ「ち、違うゾ、サーニャ!ペリーヌが!」

ペリーヌ「元はといえば全部、あなたが原因でしょう!?」

エイラ「うるさい、ツンツンメガネ!ちょっと黙ってロ!」

ペリーヌ「まぁ!相談に乗って差し上げましたのに、何ですかその態度は!」

ハイデマリー「あ、あの…皆さん、落ち着いて…」ゴニョ

サーニャ「…少佐、行きましょう。外に露天風呂がありますから」

ハイデマリー「あ、え…でも」

エイラ「あっ!サーニャ、待っ…」

サーニャ「」スタスタ

ハイデマリー「あ、あの…失礼します…」

バタン

エイラ「…」

ペリーヌ「…」

エイラ「どうするんだ!サーニャを怒らせちゃったじゃないカ!」

ペリーヌ「知りませんわ!あなたが素直にサーニャさんに話せば収まったはずですのよ!」

エイラ「お前があそこでこっそり話すような事をしなきゃ良かったんだ!」

ペリーヌ「……もう良いですわ。あとは知りません。勝手になさいな」スタスタ

バタン

エイラ「…」

エイラ「ちぇっ」



サーニャ「ふぅ…」

ハイデマリー「あの…良かったの?」

サーニャ「何がですか?」

ハイデマリー「ユーティライネン中尉のこと…」

サーニャ「良いんです。コソコソ話をしていたエイラの方が悪いんですし」

ハイデマリー「そう…」

サーニャ「少佐が気にすることはありません。それに私、怒ってませんから」

ハイデマリー(何か事情がありそうな気もしたけど…)



エイラ(あれから3日も経っちゃったナ…)

エイラ(相変わらずサーニャはハイデマリー少佐と仲良くしてるみたいだ)コソッ

???「何してるんですか?」

エイラ「うわぁっ!?って、宮藤!」

芳佳「もうすぐ晩ごはんですよ?」

エイラ「あ、ああ。ありがとナ。すぐ行くよ」

芳佳「?…あっ、サーニャちゃんとハイデマリーさん」アイサツニデテイコウトスル

エイラ「ばっ…!」ガバッ!

芳佳「んんっ!?」