二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

後夜祭

INDEX|1ページ/1ページ|

 
「悶えて悶えてどっきんぐっ!?」
「…ちょっと待ってなにそれ。どうした急に」
「誕生日の歌のす!」
「誕生日の?…『お前が悪い』とか言ってたけど」
「でも誕生日の歌のす。友達のバニーボーイくんに教わったのすよ」
「バニー…『ボーイ』…?」
「のす。」
「…お前、人から聞いたことなんでも信じるのやめた方がいいぞ」
「富樫くんもやるのすか?」
「え、俺も?別にいいよ俺は…」
「これは本当は誕生日の人と一緒に歌って踊るのすよ。おれ、富樫くんと一緒にやりたいだろわいよー!」
「えー…」
「えーっと…マラカスはこれしかないから、富樫くんが使っていいのす」
「…お前、黒に黒で名前書いても見えないだろ…」
「そうのすか?」
「ていうかマラカス必須なの?たまたまあったから使ったんじゃないんだ?」
「本当はふたりとも持って、向い合って踊るのす」
「…夜中だし、それはちょっとやめとこうよ。あ、これでいいじゃん。お箸」
「しょうがないのすねー。じゃあ明日のお昼に本番のすよ!」
「明日ってもう俺の誕生日でもなんでもないじゃん」
「まずは、こうやって構えるのす」
「こう?」
「で、祝われる人がこうやって鳴らしてリズム取るのす」
「こうか」
「で、まずは祝う人がこうするのす。『きっほっんってっきっにっは!』でこう」
「うん」
「『お前がわっるっい!』でこうするのす。ここ意外と難しいだろわいよ」
「あぁ、結構早いな」
「で、『絡んで絡んでみそっかすー!』でこうのす」
「ほー」
「で、これと同じ動きを二人で同時にするのす」
「え、俺も?」
「他に誰がいるのすか」
「まぁそうだけど…えーっと、こうか?基本的には」
「あ、ここは祝う人が歌うのす」
「それ先に言えよ」
「あと動きは相手と逆にするのす」
「だからそういうの先に言えって」
「じゃーいくのすよ!『きっほっんってっきっにっは!』『お前がわっるっい!』」
「あ、確かにむずい」
「『恨んで恨んでれっとーかん!』」
「なんだその歌詞」
「で、最後は向い合って一緒に歌いながら踊るのす」
「え、じゃあさっきまでのは?」
「本当はふたりとも前向いて踊るのす」
「誰に見せてんだよ…」
「最後は『きっほっんってっきっにっは!』でお互い向きあって近づくのす」
「このくらいか?」
「『お前がわっるっい!』は同じ動きのす。もちろん鏡みたいに動くのすよ」
「こうだな」
「で、『悶えて悶えてどっきんぐ!?』の『ぐ!?』で手と同じ方に顔向けるのす」
「えーっと…こうか」
「で、祝う人が『おめでとー!』ってマラカスを渡そうとするのす」
「で?」
「祝われる人は『四つは多いわ』って言って受け取らないのす」
「あぁ、その時点で持ってるからな」
「で、終わりのす」
「…え、これで終わり?」
「のす」
「なんだこの中途半端な感じ」
「じゃ、一回通してやってみるのす!」
「おう」
「きっほっんってっきっにっは!」
「あ、ちょっと待って。ここって俺は何してればいいの?」
「ずっと振ってればいいのす。『きっほっんってっきっにっは!』のリズムのす」
「わかった」
「じゃ、改めていくのすよー!きっほっんってっきっにっは!お前がわっるっい!絡んで絡んでみそっかすー!」
「次は俺もか」
「のす。きっほっんってっきっにっは!お前がわっるっい!恨んで恨んでれっとーかん!へい!」
「そのへい!って何」
「きっほっんってっきっにっは!」
「無視か」
『お前がわっるっい!悶えて悶えてどっきんぐ!?』
「おめでとー!」
「四つは多いわ」
「…完璧のす!」
「そうか?」
「じゃ、明日本番のすよ!」
「やんねーよ」
「えーーーーーーーー!!なんでだろわいよー!」
「いや、やんねーよ…それ俺らのじゃないし」
「え?」
作品名:後夜祭 作家名:泡沫 煙