米英02
「ね、寝込みを襲おうと…」
アメリカは大きく息をついて。
「バカじゃないのか君は。そうゆうのは起きてるときにしてくれよ」
「だ、だってほらお前そういう風に呆れるじゃねーか」
「呆れてるのは君のその発想にだよ。まったく」
大体今項垂れてるのだって、寝込みを襲うのを失敗したからだっていうんだろう?
「言ってくれればいつだって付き合うのにさ」
「えっ、寝たフリしてくれんのか!?」
「そっちかい!」
やっぱ違うんじゃねーか…とぶつぶつ言う唇を塞ぎ。
「襲って欲しいんだろう? まったくしょうがないんだなイギリスは! DDDDD」
「そ、そんなこと言ってねぇー!」
そんなこと言って、嬉しそうなのがバレバレだぞ。
まったく、君みたいなヤツの願いなんて、俺くらいしか叶えてやれないんだぞ。わかってるのかい?
少しは俺の愛に感謝して欲しいくらいだね!