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総誕

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声をあげて笑い続ける総悟


笑いすぎて涙がでてる



『どういうことだ…張り込みから戻った俺は丸一日寝てたんじゃ…』



総悟は少し笑いを堪えながら涙を拭き座り直す



「土方さんアンタ…張り込み中一睡もしてないんじゃないですかィ?」



『あ?あぁ…寝てる暇はなかったからな』



「だから記憶がおかしくなってるんでィ。張り込みは予定より早く終わったじゃないですかィ。」



『……思い出せねぇ』



「アンタはフラフラしながら屯所に戻ってきてそのまま寝たんでさァ」



『…そうだったのか。―――――はぁー……俺としたことが…』



「土方さんが勘違いねぇー……ククッ…爆笑もんでさァ」



『なんだ……慌てて飛び起きて損したな』



笑っていた総悟が何かに気がついたように視線をそらした



「……そんなことも…ないみたいですぜィ?」



そう言って総悟は時計を指さす



『―――0時0分…』








「ちょうど今7月8日になりましたぜィ」


少し嬉しそうに笑う総悟



こういう仕草をされたとき不覚にも可愛いと思っちまう…



『そうだな。―――誕生日おめでとう…総悟』



「あ…ありがとう…ごぜェやす…」



総悟が珍しく照れてる



本当にコイツは…




あ でも―――



『悪い総悟……プレゼント…用意してねぇんだ』



「プレゼント?」



『あぁ…悪い。今度買うから何が欲しいか教えてくれ』



その瞬間総悟の顔が一変



サド王子の顔になった



『え…え?ちょ……総悟君…?』



「プレゼントなら今から貰いますぜィ」



『は…!?何言って……!!?!?』





土方は押し倒され唇を奪われた






『なっ……!!いきなり何す「俺にとっちゃコレが最高のプレゼントでさァ」』



全身の熱が顔に集まってくる……



『ッ/////』



「今夜は寝かせませんぜィ。沢山鳴いてくだせェ」





ま……誕生日くらい…いいか



…でも今日は総悟の誕生日だ



だから―――



『―――馬鹿かてめぇは。鳴くのはお前だ…総悟』



総悟が目を見開いたその刹那



土方はいつの間にか総悟を押し倒していた



「―ッ――にすんでィ土方コノヤロー!!」



『お前の誕生日だ。いつも以上に満足させてやるよ』



「!!?!?」



普段はあまり見せない土方の大胆な行動に動揺を隠しきれない総悟



もちろん体の方もビクビクと反応している



『可愛いよ…総悟』



「ふざけ……ッ…ん…ッ!!」



『今夜は寝かさねぇよ。忘れられねぇ日にしてやる』



「ッ――///…本当ムカつく野郎でィ……」



『はっ…――――言ってろ馬鹿が』






















happy birthday……総悟














END


























☆おまけ☆














??「…おい。邪魔するぜ」



主『!?!?―――貴方は…』



??「俺だ。」



主『マヨ……土方さん』



土「てめっ!!!今マヨネーズって言おうとしたな!?マヨネーズ馬鹿にする奴は許さねぇぞ!!」



主『空耳ですよ土方さん。ところで要件は?』



土「ッたく……。要件だが――――何故桂の野郎や総悟の誕生日ネタがあるのに俺のはないんだ?」



主『(ドキッ―――)そ…それは…』



??「俺のも祝ってもらってないヨ♪」



主『え―――!?―――か…神威…』



神「正解♪覚えててくれたんだネ♪てっきり忘れられたのかと思ったヨ♪」



土「あー、お宅もですか。お互い寂しい限りですよねー」



神「本当だよネ―――(ニコ」



主『(や…やばい)』



土「おい黙ってねぇで何か言いやがれ」



主『い…いつかネタが思いついたら書くから…!!!じゃ…じゃあ忙しいからまたねッ!!!(ダッシュ』



土「てめ待ちやがれ!!!―――クソ」



神「あーあ。行っちゃったネ。それにしても君。なかなか強そうだネ――――――名前は?」



土「あ?―――土方だが」



神「―――――そう。……―――次逢える日を楽しみにしてるヨ。…土方。―――じゃあまたネ♪」



土「(何だ今の目は……あの餓鬼ただ者じゃねぇな)―――――…考えたって仕方ねぇ。帰るか」

























おわり☆







作品名:総誕 作家名:棗-なつめ-