主人公惣受け物語~アニポケ・カントー編~
アリア「はい。わたくし、ポケヴェールの情報屋として広報部長に任命されていますから。世界の隅々まで抜けのないように徹底的に調査する、それがわたくしのモットーです。」
アリアはポケヴェールの広報担当であることの誇りを自身満々に答える。さらに、アリアは女性陣を集めて、
アリア「(ボソッ)わたくしが本気を出せば、あなた方のスリーサイズも調べることが出来るのですよ。」
ベル以外「「「「「!?」」」」」
ベル「?」
こう、ボソッと呟く。女性陣にとってその一言は、さらなる冷や汗ものだった。ただ、ベルだけは元々の性格からそこまで気にはしていないようであったが…
サトシ「どうしたんだ?」
ハルカ「な、なんでもないわ! サトシ!」
ヒカリ「うんうん!」
アリア(ふふふ、皆様とても面白い方々ですね。)
この時点で、女性陣がかなり動揺していることが見え見えである。アリアは小悪魔的な笑みを浮かべながら、予想外とは言えサトシ達に会えたことに好意的な印象を抱く。
アイリス(こ、この人、敵に回さない方がいいのかも…。)
アイリスがこう思ったように、女性陣(ベル以外)はアリアに対してこのような印象を抱いたとか(笑)
アリア「コンテストだけでなく、バトルの方ももちろん充実した学校となっております。数々のポケモンリーグで好成績を収められたサトシさんも、きっと気に入ってくださると思います。」
サトシ「へぇ〜、それは面白そうですね。あっ、俺の事もよくご存じなんですね。」
アリア「えぇ、広報担当としてはコンテストのみならずバトルの情報も欠かさず入手していますし、ポケモンリーグは毎回全国で生中継されていますから。それにサトシさんは学校内でもかなり人気があるのですよ。ファンクラブが出来るくらいに。」
サトシ「えっ?」
サトシLOVEズ「「「「「!?」」」」」
アリアからポケヴェール内でサトシのファンクラブが出来ていることを聞かされ、驚きを見せるサトシ。当然、サトシスキーな面々の耳にもそのことは入っており、サトシ同様驚きを見せた。
サトシ「ファンクラブが出来ているなんて、なんだか照れるなぁ…。でも、ポケヴェール女学院ってなんだか面白そうだな。俺たちも是非、行かせていただきます。」
アリア「ふふふ。皆様もご賛同のようですし、この件は決まりですね。心より、お待ちしております。」
ヒカリ「え、えぇ。」
次の目的地がポケヴェール女学院のあるタマムシシティに決まった、そんな水中ショー翌日の事だった。ただ、ポケヴェールに対する興味が湧いてくる反面、ポケヴェールにはサトシファンクラブなるものがあると知ったサトシLOVEズの面々は複雑な心境のようだ。
続いて後書きショー
天の河「作者の気まぐれによるこの後書きショー! 今回のゲストは、初登場・アリアさんです!」
アリア「どうも、皆様はじめまして。私、ポケヴェール女学院中等部所属、生徒会では広報を担当するアリアと申します。」
天の河「かなりお堅い登場ですね。」
アリア「普段からこのように他の方々と接していますので、自然と身についたのですよ。」
天の河「なるほど。」
アリア「ところで、次からは私達のポケヴェール女学院が舞台となるのですね。」
天の河「そういうことですとも。アリアさんの他にも個性豊かな学生も沢山登場しますので。それと今回の話の終盤に少し触れた『サトシファンクラブ』についても追々出していきます。」
アリア「それは楽しみですね。サトシ様はポケヴェール内で人気沸騰中ですから。」
天の河「アリアさん、あとはネタバレになりかねないのでその辺で。」
アリア「それでは、次回もこの『アニポケ編』をよろしくお願いいたしますわ。」
作品名:主人公惣受け物語~アニポケ・カントー編~ 作家名:天の河