主人公惣受け物語~アニポケ・カントー編~
サトシとアイリスはストーブの前で何枚もの毛布に包まりながら、年寄りじみた会話をする。現在2人は、おしくら饅頭の状態で身を寄せ合っている。自分が好意を抱いている人物と身体を密着させている状態のアイリスであるが、寒さで思考が麻痺しているせいか恥ずかしがる余裕はなかった。
※ 毛布に包まってストーブの前に位置取る場合は、ストーブの火で毛布を燃やさないように気を付けましょう。
エルヴィーラ(うぅ、いくら仕方ないとはいえ羨ましい…)
カトリーナ(アイリス様、あんなにサトシ様と密着して…)
この光景を学院公認のサトシFC所属の二人は、アイリスを羨望と嫉妬の念を抱きながら見つめていた。現在のこの状況に別の場所にいるサトシLOVEな面々が加わった場合を想定すれば、この程度で済んでいることだけマシな方である。
カスミ(なんだろう。このモヤモヤした感じ…)
ハルカ(なんだか、負けた気がする…)
ヒカリ(このイライラ感、放ってはおけないと思うのは気のせい?)
アヤコ(? 三人ともどうしたのかしら?)
こんなオチがあったのは別の話。尚、次第に身体が温まって思考が回復したアイリスに恥ずかしさがこみ上げてきたというのは言うまでもない。
サトシ「ん〜、久々の外の空気は気持ちいいなぁ〜」
エリーサ「ふふふ、バトルの時間はそこまでかかっていないんだけれどね」
アリア「お二人とも、慣れない環境の下で我が学院が誇るタッグコンビにあそこまで健闘したのは称賛に値しますわ」
サトシ「いやぁ、さっきも言いましたけれど俺達なんてまだまだですよ」
デント「ん〜、それにしても今回はサトシとアイリスが上手くマッチングしたグレイトなテイストのバトルだったよ」
身体が温まったサトシ、アイリス、デント、エリーサ、ハンナ、エルヴィーラ、カトリーナ、アリアは建物の外に出て歩き回っている。時折バトルの講評をしながら、他愛もない会話を楽しんでいる。
バサッ!
サトシ「!? な、なんなんだ!?」
そんな時、サトシ達の目の前に猛スピードで何かの物体が落ちてきた。
エリーサ(あ、あれはもしや…)
ハンナ(はぁ、性懲りもなくまた来たのね…)
カトリーナ(こ、こんな時に…)
エルヴィーラ(…しつこい)
アリア(ここ最近来ませんでしたから、いつか来るとは思ってましたが…)
ポケヴェールの面々はこの展開をあまり良く思っていないようである。この後、サトシ達に一体何が待ち受けているのだろうか…
続く
後書き
オチが酷い、オチが酷い、オチが酷い、オチg(ry)
ポケヴェール女学院編、まだまだ続きます。
作品名:主人公惣受け物語~アニポケ・カントー編~ 作家名:天の河