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流星群と願い

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その夜は星の降る夜だった。

きらきらと輝く小さな星達はこの日を待ってましたとばかりに勢いよく地上に向かっていく。
その夜空の中で一際光り輝く大きな星。
だが地上からはその光を見ることは叶わない。
流れ星を『見下ろしている』のは、大きな星…スターロードに宿る、願い星。

今日は本当にたくさんの星が流れていくね。
この時期はこうやって多くの流れ星が地上に降るけど、なんだか今回は特別多い気がする。
だって、今日は『ボク』にとって特別な願いを叶えたからね。
『戻ってきてほしい』『また会いたい』『参戦希望!』
いろんな願いがスターロードに届いてたよ。
星である『ボク』にとってあの冒険は昨日のことくらいな気でいるけど、地上にいる人達はもう何年も昔になるのかな。
だけど…
そう願ってくれるのはとても嬉しいんだけど、『ボク』にはこの役目がある。
たとえ一時的とはいえ、この役目から離れられないんだ。
ずっと願い続けてくれる人もいる、それが一つの国からではないこともスターロードにいるからわかる。
『ボク』は願いを叶えるのが役目、何とかそれを叶えようとしていたらずいぶん時間が経ってしまったようだね。
でもみんな、待たせたね!
願った人全員が望んだ形ではないかもしれないけれど、『ボク』なりに努力はしたつもりだよ。
まああくまで『お手伝い』なんだけどね。
今日降る星は、今まで『ボク』を応援してくれた人みんなの願いだ。
…『ボク』自身が行けなくてごめんね。
でもいつかは…いや、これを言うのはいけないね。
さあみんな、『ボク』からのプレゼント、受け取って!



ふたご座流星群が観測されたその年の冬。
そのプレゼントは、世界中に届いた。

ジーノコスチューム 解禁!!
作品名:流星群と願い 作家名:KeI